《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第11話 遊園地で修羅場?!
「で、今日は何すんだ?」
真夏の太がギラギラ照りつけるなか、俺と六花と月は遊園地に來ていた。
昨日は海水浴場で花火大會ときて、なぜ翌日は遊園地なのかが分からない。
部活ではなくて、ただ遊びに來ているだけだろ。
そう思っていると、
「しょーくん違うわ!これは立派な部活よ」
「これのどこが部活なんですかね?!」
六花の服裝を見ると、なんともまぁ不思議!
黒のオフショルダーギャザーブラウスとデニムのベルト付きミニスカートでガーリーな夏コーディネート!
俺がなぜ子ファッションに詳しいかはさておき、まえもって遊びに行く準備をしていたみたいにオシャレをしていた。
そして、片手にはイチゴ味のソフトクリーム。
どこからどう見ても、ただ遊びに來ているようにしか見えない。
「つべこべ言わない!早く次いくよ!」
「月もなんか言えよ!」
「うん、早くジェットコースター乗りたい!」
「……お前もかよ」
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もう、この2人ったら、遊ぶことしか考えてないんだから!
でもまぁ、めんどくさいようなことは今回なさそうだし、いいか。
ということで、俺も全力で遊ぶことにした。
「今、なんか失禮なこと考えてなかった?」
「ギクッ!」
さすが、六花ちゃん。
俺の表を見ただけで見抜くとは、本當に只者ではないね!
この先3年間も一緒の家に暮らすことになっているけど、高校卒業まで俺、大丈夫だろうか。
「ギクッ!って口に出して言う人初めて見たなぁ」
「お前は余計なこと言わなくていい!」
月の余計なツッコミを適當に返し、今度こそ遊びにさまざまなアトラクションへ向かったのだった。
――それから1時間後。
「次は私としょーくんが観覧車に乗るの!」
「いいえ、翔太君は僕と乗るんです!」
観覧車に誰と乗るかで爭いが起きていた。
―いや、誰とではなく、俺と誰が乗るかだ。
なぜ、こうなったかは六花の一言が原因だ。
「今から部活を始めるわよ!」
「え…今までのは部活じゃなかったの?」
ついさっきまで部活と言っておきながら、遊びまくってたが、それはただの本當に遊びだったのか?
それを指摘された六花は、
「チッ!…」
「今完全に俺に向かって舌打ちしたよね?!」
「今から始める部活はラブラブ観覧車よ!」
「無視かよ?!」
相変わらず、こういう時の俺に対する扱いがひどすぎる。
それにしても『ラブラブ観覧車』って、なんだよ。
ネーミングセンス悪すぎだろ。
「それって、何するの?」
俺が聞こうとする前に先に月がその疑問を六花にぶつけた。
すると、その質問を待ってたみたいな表を作り、
「しょーくんと2人っきりで観覧車に乗るの」
と、俺を指さした。
やはりこうなるんですね…。
いや、だいたいの予想はついてましたよ?言い出した時から。
でも、しは願してたんですよ。どうにか面倒なことに巻き込まれないようにって。
――まぁ、見てのとおり、その願はあっさりと打ち砕かれましたけどね。
「俺は絶対に……」
やらんぞ!という前に六花と月が爭いを始めていた。
そして、現在に至るのだが、かれこれ10分は言い爭っているのかな?
俺は2人の爭いを止めようと何度か割ってったが、
「「あっち行って!」」
と、2人口を揃えて言われてしまった。
周りからみれば、この景はまさしく、三角関係のもつれに見えるだろう。
――いや、実際は月は男だが、見た目がの子だから彼と浮気相手の修羅場に見えているはずだ。
つまり、そう見えているわけで俺は、
「あの人まじ最低じゃね?」
「ホント最低」
「リア充死ね!」
などの周りの人から罵倒されている。
いや、本當に違うんです!誤解しないで!この2人は彼でも浮気相手でもないんです!ただの同級生なんです!
もう、心の中でんでいた。
本當に口に出してびたかったんだけど、そうするとなんか見苦しいし、そもそも聲が出なかった。
って、最後の言葉おかしくね?リア充じゃねぇよ!
――最後のツッコミ、みんなも知っている近藤春奈さんのネタみたいだったな。
「って、何考えてんだ。とにかく早く止めないと、どんどん俺の評価が下がっていく!」
何も悪いこともしてないのに2人の爭いで、俺の社會的評価が下がるのはあまりにも理不盡すぎる。
正直、このままほっといて1人でどこかに行きたいところだが、周りの目もあるし、そうすることもできないだろう。
とにかく、止めてしでも誤解を解かないと!
「2人とも止めないか?俺たち友達だろ?」
俺はあえて、『友達』のところを周りの人にも聞こえるように強調した。
これで六花たちが爭いを止めてくれれば、俺に対する誤解もしは解けるはずだ。
でも、簡単にうまくいかせてくれないのがこの2人なんですよねぇ。
「何言ってるの?私としょーくんは人同士でしょ?」
「いいえ、僕と翔太君が人同士なんです!」
「うわああああああああああああああああああああ!」
俺は頭を抱えたままび、膝をついてしまった。
この人たち何言ってるの?!
いつ人同士になった?
それに月、お前は男だろ!
ますます周りの人が俺を蔑む目で見てくるじゃねぇか!
「もう……お願いだから止めてくだしゃい……」
「しょーくん、なんで泣いてるの?」
六花に言われ、気づいた。
俺は涙を手で拭き取り、
「泣くに決まってるだろぉ!」
と、2人に向かって聲を荒らげた。
それを見ていた周りの人は、
「あの最低男、とうとう泣いちゃったよぉー」
「本當だぁ。だっせぇ。きゃははは」
「リア充死ね」
散々な言われようである。
もうこれで俺の社會的評価は底を突き破り、地下へと下がっていった。
――あくまでこの景を見ていた人たちからわね。
はぁ。
ってか、さっきから誰?!リア充じゃねぇよ!
「もう……帰りましょ」
「うん、そうだね。私疲れちゃったし」
「僕も疲れたから帰ろう!」
「ええええええええ!?」
何気なく、冗談で帰ることを提案したのだが、2人の答えは予想外!
あっさりと帰ることに賛した2人は呆然と立ち盡くしている俺を置いて、仲良く出口ゲートまで歩いて行った。
――結局なんだったんだ?
「……」
俺の社會的評価を返せよおおおおおおお!
もう、このままではも心も耐えられない。
近いうちに退部屆を提出しようと思った理不盡な被害者の俺であった。
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