《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第35話 私の気持ち

「はぁ……」

「どうしたの六花ちゃん?」

放課後。

月ちゃんと部室に続く廊下を歩いている時、私は教室でラノベを読んでいるしょーくんのことが気になっていた。

昨日の夜といい、しょーくんの様子を見れば分かる。

――絶対何か隠している。

うーん。

他のことを考えようとするが、やっぱり気になって気になって…………もう!

「ちょっとごめん!私、教室に忘れをしたから先に部室に行ってて!」

私は月ちゃんにそう言うと、返事も聞かずにダッシュで教室へと戻った。

「え?ちょっ……六花ちゃん!……」

◆❖◇◇❖◆

「はぁ……はぁ……」

教室に戻ると、誰もいなかった。

私は肩で息をしながら辺りを見渡すと、廊下の奧にしょーくんらしき人が屋上へと続く階段の方へ曲がって行くのが見えた。

「なんで屋上なの?」

私は疑問に思いながらも、しょーくんを追いかけて後を追う。

そして、追いついたと思ったら屋上に続くドアの前にぼーっと立ち盡くしている。

――……いったい何してんのよ!

私は影に隠れながら様子を観察をしている。

今の狀況を誰かに見られたら私はどのように見られるのだろう。

――ストーカー……なんて見られたりしないよね?

「って……」

そんなことを考えているうちに、しょーくんの姿が消えていた。

屋上に続くドアが開いている。

――嫌な予がする。

私は何も考えずに一気に階段を駆け上った。

「な、なななな何してるの?!」

とっさに聲が出てしまった。

それも無理はないと思う。

だって………………知らないの子が、しょーくんに抱きついているんだから!

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