《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第65話 年末

クリスマスから一週間近く過ぎ、とうとう今年も最後の日となった。

朝、寒さに目を覚ました俺は何気なくカーテンをし開け、霜で曇っている窓ガラスを手で拭く。すると、窓の外は真っ白。まぁ、クリスマスの時も雪が降ってたし、そんなに珍しいとは思わないが、かなり積もっている。

「鹿児島でこんなに降るのは珍しいなぁ…」

本州最南端の県であり、同時に南國でも稱される鹿児島に日頃から降り積もる灰の火山灰ではなく、白の雪が積もるのは本當に珍しい。三十センチ積もっただけでも県では大ニュースになるのに今回はそれを大きく上回る一メートルも積もっていた。

――地球もこれで終わりか?

そんな風に考えちゃうのも無理はないよね!だって、世間…いや、世界では地球溫暖化とか海水面上昇とかで騒がれてるよね?その影響が鹿児島に來たと考えてもおかしくはない。

でも、そんな中である國の大統領が地球溫暖化はウソとか言っていたが本當のところはどうなのだろうか?

と、地球の未來のために真面目に考えていたが……今は自分の未來を考えよう。

寒さに震いをしていた俺は近くにあったリモコンでエアコンを作。そのまま溫かさが殘っているベッドに戻り、ひとまず凍死は免れた。

ベッドで布に包まりながらしばしゴロゴロしていると、次第に部屋の空気も暖かくなってきた。

その暖かさに眠気をわれ、大きな欠を一発、二発、三発。もう目頭には欠による涙でいっぱい!

「もう……一眠り……」

そして、俺はそのまま夢の中へと舞い戻ってしまった。

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