《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第68話
カミングアウト後半が始まった。
月が本當は男の子ではなく、の子だったという衝撃的な発言が未だに信じられない。
たしかに夏合宿の時、たまたま見てしまった月の元に巻かれている包帯の説明もの子となれば納得できる。
月のことは今までずっと男子として見てきたから次からはどう見ればいいのだろうか?
今までと変わらずに俺は接していけるのだろうか?
考えれば考えるほど、どのように接せればいいか分からない。
「次ウチいいかな?」
そんな中で月の次に手を挙げたのは我が妹であるユキだ。
ユキもカミングアウトすることなんてなさそうに思える。――だって、まだ一緒に暮らし始めて一、二ヶ月ほどだし。
「ユキちゃん……もしかして?!」
六花が何か言った。
でも、絶対こいつ分かってない。
だって、噓つく時いつも著ている服をちょこんと摘む癖が六花にはあるからだ。
「六花ちゃん知ってるの?」
「知らない」
ほらね、月の質問に即答だった。
知らないなら知った風な言葉を口にするな!かまちょか!
「コホン……いいですか?」
ユキが咳払いをして再びカミングアウトを再開させようとしている。
――六花のかまちょがご迷をお掛けしました。
本人には屆かないだろうが、一応心の中で謝っておいた。ついでに六花の脇腹をこちょこちょ。
「ん……ちょ……あはははは」
「そこイチャイチャしない!そろそろいいですか?」
「あ……はい……」
ユキがマジギレした。
ものすごい目つきで俺を睨みつける。
――え……めっちゃ怖いんだけど……。
のもよだつ恐怖……って、俺の妹がこんなに怖いわけがない!
「じゃあ、改めましてカミングアウトします。ウチ……お兄ちゃんのことが一人の男の子として大好きです!」
「……」
みんな無言だった。
たぶん知ってたのだろう。俺でも勘づいてたくらい。
そんなみんなの様子を見てユキはあわあわと腕を降っている。
「う、ウチなんかシラケるようなこと言ったかな?」
どうやら焦っているご様子の我が妹。
お兄ちゃんが大好きと宣言している時點でシラケるを通り越していると思うが…。
まぁ、義理だからギリギリセーフだけど……そこまでのブラコンだったとは……。
「で、返事は?」
が俺の方を見て「早く終わらせろ」と言わんばかりな表で言った。
すぐに返事を出せることは出せるが……今でいいの?
もっと可能を持たせつつ、後にごめんなさいするのが普通じゃないの?
俺は告白されたことが今までにないからどうフレばいいか分からなかった。
って、もうユキのことはフル前提で考えてた(笑)
「じゃあ……ユキ」
「はい……」
ユキの目はとても純粋そうだった。
ごめんよ、俺はお前のことを妹でしか見ていない。
だから、
「ごめんなさい」
その瞬間ユキのが白くなったように見えた。
まるで魂が抜けたみたいな狀態。
いわゆる……放心狀態ってやつ?
「あらあら……」
六花が哀れむような目でユキを見つめる。
他の二人も似たようなじでユキを見つめる。
「……う、ウチ……諦めないから……」
そんな聲が聞こえたような気がした。
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