《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第77話
全校朝會に続き、始業式も終わり、クタクタの狀態で教室に戻った。
校長先生の話は毎回のように長く、それもって本當にどうでもいいことを話す。
そんなどうでもいい話で長く俺たちを立たせるなと抗議してやりたい気持ちだが、実際にそれをしたら俺の今後の學校生活はどうなることやら。
とにもかくにも長く立たされていたせいもあり、腰とかが非常に痛い。
俺は自分の席に著くと、すぐに座り、うつ伏せ狀態になった。
一方でクラスのみんなはクタクタどころか元気いっぱいに友だちとふざけあったり、お喋りをしたりと賑やかである。
「しょーくんどうしたの?気分悪い?」
うつ伏せ狀態になってすぐに聲をかけられた。
この聲は顔を見なくても分かる。六花だ。
「いや、ただ疲れてこうしてるだけだ」
俺は顔を上げず、そう答える。
「そっか。なら良かった」
そう六花から返事が返ってきた後、足音が遠ざかるのを耳にした。
たぶん六花が俺のところを離れたのだろう。
――もうしばらくこのままの狀態で過ごすか。
疲れきったを休めるのは大事なことだ。
これは社會に出ても一緒で疲労狀態のまま仕事を続けていては、絶対に調を崩す。
最近は働き方改革とかニュースで言っている割には労働者不足の関係か、ほとんど改革されていない。
それどころか労働量が増しているとまで聞いたことがある。
いつの間に世の中がこんなにブラックになったのだろう。ますます働きたくなくなってきたよ!
「しょーくんもまだまだ子どもねぇ~」
「何が?!」
いきなり子ども扱いされ、どこかに行ったはずの六花が気づかないうちにそばにいたことに驚く俺。
思わず跳ね起きてしまい、周りのクラスメイトがこちらに注目する。
俺は席から立ち上がり、申し訳ない気持ちを込めて頭を下げ、また席に座ると六花の方を向いた。
「まぁ、いろいろ聞きたいことはあるが、それはもういいとしてなぜお前がここにいるんだ?」
「ん?それは私がここのクラスメイトだから?」
「そうじゃなくてだな…」
六花はきょとんとした表をしていて可いが、俺が聞きたいことはそれではない。いつ俺のそばに戻って來たということを聞きたい。
「じゃあ…どういうこと?」
「いや、もういいよ」
六花の様子を見る限りでは俺が聞きたいことは伝わってないみたいだし。
「そういや、もうそろそろチャイムが鳴るけど席に著かなくていいのか?」
「あ、本當だ。じゃあまた後でね!」
六花は去り際に手をフリフリと振っていたが…そういうのはやめてくれないかな?クラスの男子に睨まれるから!
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