《俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件》第80話 あれから一ヵ月……
あの始業式の日から約一ヵ月が経過した。
この一ヶ月間はなんというか……疲れた。
月はあれ以來、目を合わせてくれず、かと言って話しかけてこないというわけではなく、以前より積極的になった。
休み時間になる度に俺の席まで來て、「今日の數學は難しかったね」とか「ここの問題が分からない~」とか爽やかな笑顔で話しかけてくる。
それについてクラス中のみんなは俺たちがデキてるんじゃないか説を勝手にたてたりといろいろな誤解を招いている。
一方で六花とユキはというと……今もお怒りです。
話しかけようとして近づけば、「近づくんじゃねえ」とか「誰だてめぇ」とかヤンキーのような口調で睨みつけてくる。
學校でも家でも態度は変わらず、俺から避けたいのか、休み時間になれば、六花は教室から消えているし、放課後の部活の時も二人は來ない。
「求人部廃部の危機だ!」とかは呑気なことを部活中に言っていたりするが、危機に瀕しているのは俺の方だ。
問題は時間が解決してくれると思っていたが、どうやら今回のことについては、いくら時間が経過しようと解決してくれないようだ。
「はぁ……」
「どうしたの?」
そして今現在。
いつものように學校が終わった放課後。俺は部室にて長機の上にうつ伏せていた。
毎日が憂鬱で仕方がない。
やる気もでなければ、元気もでない。
そんな俺を心配しているのかどうなのか、月が俺の隣に座ってこちらの顔を伺っている。
「……なんでもない」
そんなにジーッと見つめられるとなんか……恥ずかしい。
……って、いつから俺の目と合わせることが出來るようになったんだ?
「そう?……なんか悩んでるんじゃないの?」
「うーん……まぁ……」
その悩んでいることが月と六花たちのことなんだが……。
當たり前だが月には悩みごとなんて言えるはずもなく、俺は家から持ち込んできたPFVitaをカバンから取り出した。
「むぅ…僕をほっといてゲームするなんて……」
月は不満をらしながら長機にひじを置き、頬をつく。
そんな可い行をとられても俺はゲームをするんだ!……可いは毒!可いこそ人間の悪だ!
「僕じゃ……ダメなの?」
「……え?」
「僕なんかじゃ……翔太くんの……」
いきなりの言葉に思わず月の方を見ると、目がうるうるしていた。
子犬のような瞳に思わず、魅ってしまう。
「そんなわけ……」
「ない!」と言いたかったが上手く言葉がでない。
そもそも俺と月はただの友だちだ。
もっと正確に言うのであれば、友だち以上人未満の関係。それ以上にもそれ以下にもならない。
だからかもしれない。言葉が上手く出なかった理由は。
「ちょ、ちょっと、トイレに行ってくる」
このなんとも言えない空気に耐えきれず、俺は部室を飛び出した。月の返事も聞かず。
こういう時にこそが來てしいのに、肝心な時に限って、掃除當番だのでいない。
このままじゃ……………………。
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