《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが》6話 初めての討伐
本編再開です。
初めての実踐訓練ということで俺たちは、森にある窟に潛っていた。
「任せて!優くん!ファイアーボール!」
目の前にいた、ゴブリンは跡形も無くなっていた。
「流石なっちゃん。」
「えへへへ…」
俺達が窟に潛って、2時間くらい経過していた。
この訓練は時間に一番多くのモンスターを討伐したかの、競走でもある。
初めは殺すということに、躊躇いがあったが、やっていくうちに慣れていた。
「これで大20くらいかな。」
「…たしか21目」
「ありがとう、松山さん。」
「この調子でどんどん討伐していこう。…まぁ敵を引きつけることしか出來ないけど。」
「そんなことないよ、優くんのおかげで討伐すごい楽だし、自信もって。」
「…囮になってくれてるから。攻撃當てやすい…」
「ど、どんどんいこー!」
「今度は俺に戦わせてくれないか?」
「優くんが?いいけど…その…大丈夫?」
「やれるだけやってみるさ。」
「…見つけた。ゴブリン…」
「じゃあ二人は見てて。」
「危なくなったらいつでも言って。」
「ああ、その時は頼むよ。」
こちらの存在に気づいたゴブリンが槍をもって突っ込んできた。
俺はそれを躱して、短剣を突き出す。しかしゴブリンもそれを躱して槍を突き出してくる。俺はそれを、短剣ではじき、短剣で首めがけて切り裂く。こんなことを繰り返し、ダメージを重ねていき、ついにゴブリンが力盡きた。
「はぁはぁ…なんとか倒せたな…」
「やったね!優くん。」
「…お疲れ様…」
倒すことが出來たが、かなり苦戦した。やっぱり俺のステータスじゃ
なんとか倒すので一杯か…
「俺はこれまで通り囮で頼むよ。足は引っ張りたくないからね。」
「…わかった。よろしく。」
「ああ、行ってくるよ。」
目の前のゴブリンに石を投げる。
「キシャーー」
「ついてこい!」
ゴブリンを引き連れなっちゃんと松山さんの所にい出す。
「頼む!」
「…任せて。ファイアーフォース。」
剣に炎を纏わせた。松山さんがゴブリンを切り裂く。
「グギャ!ギギギ…」
ゴブリンが力盡きた。やはり一発で仕留めちゃうあたり俺と格が違うよな。
「優くん、怪我はない?」
「うん。大丈夫だよ。」
23目か、そろそろ時間なのでぼちぼち、戻るとするか…
「そろそろ切り上げよう。」
「そうだね、だいぶ討伐したし。」
「…疲れた…」
俺たちは窟の出口めざしてて歩き始めた。
出口を目指す途中、戦中の橘たちを見かけた。
「ま、回り込め!」
「お、おう!」
「そこでトドメだ!」
「誰が?!」
「お前がやるんだよ!」
「でも、殺すなんて出來ねえよ!」
「いいからやるんだ!」
「お、お前がやればいいだろ!」
「そ、それは…」
おいおい、なんてたらくだよ…。まぁ流石に殺すのは抵抗あるよな…
「う、後ろ!危ない!」
「ファイアーボール!」
ゴブリンに著弾してその命を刈り取った。
「大丈夫?」
「え、江ノ島さん…松山さん、藤山。」
「そろそろ時間だよ?」
「もうそんな時間か…その、ありがとう。」
「気にしないで、最初は私たちもそんなもんだったし…」
「じゃあ戻るとするか。」
もしかしてほかのグループみんなこんなじか?それとも俺たちが異常なのかもな。
「みんな戻ってきたな。さあ結果を聞こうか。賢治、お前達のグループは何討伐できた?」
「そ、それは…一も討伐できませんでした…」
「そうか…お前らは?」
「0です…」
マジで?俺達が異常なのか?
「優、お前達は?」
「24です。」
「おお!それはすごいな!初めは一も討伐出來ないものなんだけどな。」
「まぁ俺は囮でしたけど…」
「そんなことないよ、ちゃんと討伐出來てたじゃん!」
「…出來てた…」
「そう言ってくれると助かるよ…」
「佑、お前達はどうだった?」
「100くらいですかね。」
「流石だな!俺は最初は30くらいだったぞ?!」
「いえいえ、そんなことありませんよ。…まぁ江ノ島さんや松山さんがればもっと討伐できたでしょうけどね。」
嫌味ったらしく俺のほうを見て言ってきた。
「どうだい江ノ島さん、松山さん。僕のグループにらないか?」
「…嫌…」
「私もこのグループがやりやすいかな。」
ぷぷぷ、即答されてやんの。
「どうしてだい?僕達のグループの方が経験値も稼げるよ?そんな無能のグループより斷然いいだろう?」
「…藤山くんの努力も知らないで勝手なこと言わないで…」
「そうだよ!優くん無能なんかじゃないよ!」
ああ…やばい、泣きそう…。なっちゃんはともかく、松山さんが庇ってくれるとは思わなかった。
「まぁ今回はそれでいいさ。でもこれで僕の強さが分かったろう?
あの時は藤山のまぐれで負けたが、1度切りさ。りたくなったらいつでも言ってくれ。ハッハッハ。」
笑いながら戻っていった。
流石に引くわ…きも!
「…私、アイツ嫌い…」
「う、うん。私も。」
おいおいすげー嫌われてるよ。
こうして初めて実踐訓練は幕を閉じたのだった。
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