《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが》68話 7大魔王

この日7大魔王を迎えることになったピルーク王國は城の前に集まり、7大魔王を手厚く歓迎していた。

「よくぞいらっしゃました。魔王様。」

「快い歓迎謝する。早速だが寶玉の元へと案してくれるか?」

「分かりました。」

「あれが7大魔王か…。ミーシェ、今來てるのは?」

「えっと…リーダーだったのが今王と話してたルシファー。そしてちょっとガラが悪いのはサタンね。あの不気味なおじいさんがマモン。背の高いのがアスモデウス。太ってるのはベルゼブブ。レヴィアタンは倒したから…。來てないのはベルちゃんだけみたい。」

「えっと…ベルちゃん?」

「あ、ベルフェゴールっ言う魔王で…。私とは仲が良くってお姉ちゃんのこともしたってたの。」

「そんな奴が裏切ったのか…。」

「私も詳しいことはよく分からないんだよね…。」

「まあとにかくだ。お前はあんまり7大魔王の前には出ない方がいいかもな。」

「うん。そうする。」

そのあとは7大魔王をえた會議を行うために1週間後再び大広間へと招集された。

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「ここからの進行はピルーク王國執事長セバスツァン務めます。皆様、よろしくお願い致します。」

「セバス…元S級冒険者、剣舞のセバスがこんな所で執事をやっているとはな。」

「知ってもらっていて何よりです。ルシファー様。」

「話を止めて悪かった。続けてくれ。」

「はい。では今の狀況についての説明を魔王様。よろしくお願い致します。」

「ここは代表して私が話そう。」

話を始めたのは7大魔王アスモデウスだった。

「狀況報告だが…今の段階で壊された寶玉は3つ。犯人は魔神の妹ミーシェと恐らく魔神軍の魔族の男と思われる。そして二人とも寶玉を破壊したことにより大罪魔法を取得している。魔王領にもの教団なるものの襲撃をけた。その時は返り討ちにしたが次はこのピルークを狙うと言っていた。」

の教団まで…。」

「魔神軍はミーシェと例の魔族以外表立ったきはしていない。だがここに寶玉が集まった今間違いなくここを攻めてくるだろう。そのために我ら魔王が結界をる。分かっているとは思うがレヴィアタンは既に例の魔族に殺された。そして公表していないがベルフェゴールも行方不明なのだ。」

「今は5人だけと言うことですね?」

「ああ、然し心配要らない。5人いれば一魔族や、ミーシェが壊せないような結界など容易く作れる。しかし念をれる必要がある。そこは勇者諸君に任せる。以上だ。」

「ありがとうございました。では勇者様、そちらの作戦を説明願えますか?」

「は、はい。」

天城が立ち上がった。

「ぼ、僕は勇者のリーダーを務めています。天城祐と言います。僕達は小數のグループに別れて城の警備に當たろうと思っています。そしていざとなったら魔神の妹、ミーシェを封印します。僕達勇者が放てる封印魔法で。」

「一ついいですかな?」

魔王のマモンが手を挙げた。

「あなたがた勇者の中には…裏切り者がいると小耳に挾んだのですが?そのへんは大丈夫でしょうな?」

「心配ありません。裏切った藤山は力を持たない無能です。いざとなれば僕達の手で止めます。」

「ほう…それは頼もしいですな…。…ですが…本人からなんの弁明や謝罪がないようでは信用に至らないと思いませんかな?」

「そ、それは…しゃ、謝罪があるようです!」

は?そんなの無いけど?

「藤山!謝るんだ!」

「…はあ…。さっき紹介があったと思いますがー…藤山優ですー。この度は迷かけてー、本當にすませんでしたー…。この通り弁明も何もくそ反省してますんでおねしゃす。…これでいいんだろ?」

「…藤山優と言ったな?」

「これはこれはルシファー様。実は俺あなたのファンなんですよ。何せ神々を裏切り魔族と結託し7大魔王のリーダーまで上り詰めた墮天使ルシファーですもんね。…裏切り者ですね?お互い。」

「藤山!言葉を慎め!」

「…へいへい。」

「ふん…なかなかユニークな男だな…。貴様は。」

「そりゃどーも…。まあできる限りは協力するんで心配しなくて大丈夫ですよ?」

「まあ良い。貴様が信用に足る男かはこの際どうでもいい。それほど事態は過急なのだ。今は貴様を信用しよう。」

「それはまじありがたき幸せですね。」

「敵はいつ攻めてくるか分からない。護衛はしっかり頼むぞ。諸君。」

「ありがとうございました。では會議を終わらせていただきます。皆さんお疲れでしょうから自室へお戻りください。」

「終わったぞ、ミーシャ。」

「あ、うん。」

部屋からミーシェが出迎えた。

「…ていうかお前は參加してよかっただろ?アイ。」

「いやぁ、ミーシャ1人だと退屈だろうからさ。ちょっと話してたの。」

「そうか。」

「ユウさん、実は…話があるの。」

「話?」

「うん。今後のことに関わること。ミーシャ…いえ、ミーシェにも関係あることよ。」

「!…今なんて…」

「私は全て知ってるよ。ミーシャが魔神の妹ミーシェだってことも、ユウさんが魔族のユウだってことも。」

「…それを俺たちに話してどうする?脅す気か?」

「話は最後まで聞いて?私はあなた達の計畫の手伝いこそすれば邪魔なんてしない。」

「手伝いだと?」

「ええ、実はね…」

「藤山優の部屋はここか?」

優の部屋に現れたのは7大魔王ルシファーだった。

「これはこれはルシファー様じゃないっすか。俺になにか用事でも?」

し話がある。顔をかせ。」

「…はあ。」

優はルシファーに連れられ中庭にやってきた。

「話ってなんですかね?早めに終わらせてくれると助かるんですが。」

「…貴様、どういうつもりだ?」

「どういうつもり…とは?」

「とぼけるな。我が神々を裏切ったことは世間に知られている。しかし我の種族が元天使だったことは一部の者しか知らないはずだ。それを何故貴様が知っている?」

「さあ?なんででしょうね?」

「とぼけるつもりか?」

「とぼけるも何も俺は異世界人ですよ?俺の世界ではルシファー=墮天使だったんですよ。」

「にわか信じ難いな。」

「なんなら天城とかに聞いてもいいっすよ?」

「…貴様も我と同じく裏切ったと聞いている。それは誠か?」

「…さあ?」

「我は…貴様は私と同じようにじる。」

「あなたと…同じ?」

「そうだ。…我は無実の罪で神の楽園を追放された天使だ。」

「…それはまた。」

「貴様はどうだ?本當に裏切ったのか?」

「どうでしょうね…。」

「…すまない。変なことを聞いたな。休んでいるところを呼び出して悪かった。またこうして話でもしよう。」

「…そうですね。」

ルシファーは中庭を後にし、城へと戻って行った。

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すいません!遅くなったしちょっと短めです!時間なくって…。本當にすいません!明日は午前中に出すと思います。

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修正

部屋に戻ってきた時にユウがミーシェに呼びかけるところでミーシャではなくミーシェと呼んでいました。

これではアイにバラしてますねw

教えてくださった方ありがとうございます。

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