《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが》72話 聖剣折れすぎwアロン〇ルファで直るかな?
次の日勇者達はメイギスさんが目を覚ましたということで、醫務室に集まっていた。
「すまないな、お前達の指導係の俺がこんなザマで。」
「そんなこと…目を覚ましてくれて良かったです。」
「聞きたいことはあるだろうが…あの時のことは一瞬すぎて俺もよく分からないんだ。」
「メイギスさんでも勝てない相手だなんて…」
「とにかくメイギスさんが無事でよかったです。早く元気になってくださいね。」
「…ああ、面倒かけるな。」
「みんな!聞いてくれ!」
天城がみんなを集めて話し始めた。
「今回のメイギスさんの件で、俺達はもっと強くならなきゃならないと思ったはずだ!」
「…」
「そこで考えたんだ!みんなでもっと強くなるために…特訓をしよう!」
「特訓って言っても…」
「いつもやってるやつと何か違うのか?」
「ああ、実際の武を使って模擬戦をするんだ。」
「馬鹿か?君は。」
「小宮…またなにか文句があるのか?」
「…文句も何もそんなことして怪我でもしたらどうするの?」
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「松山さん…回復すればいいじゃないか。」
「はぁ…こんなのがリーダーなんてな…。」
「藤山…お前には関係ない!」
「あっそう?じゃあ俺戻るから。」
「な!まて!」
「え?」
「お前もやるんだよ!」
「…俺は関係ないんじゃないのかよ…。」
「お前そういう態度が前から気に食わなかったんだ…!」
「は?何の話だよ?こんなことやってる間に特訓でもなんでもしたらどうだ?」
「俺はリーダーだぞ?!舐めてるのか!?」
「落ち著け天城。…何を焦ってるんだ?」
「!…焦ってなんかいない!藤山が突っかかって來たから…」
「…時間の無駄だな。」
「!…藤山!」
「悪いが帰らせてもらう。」
「お前みたいな裏切り者が俺たちの元に戻って來るのも反対だったんだ…。なんなんだお前は?舐めた態度取って俺たちに迷かけて。馬鹿なとイチャコラしやがって…!」
「…あ?それはミーシャの事か?」
「そうだな、それ以外に誰がいるんだ?」
「優くん!」
「落ち著け、藤山!」
「実際の武を使った訓練がおみだったなぁ?いいぜ、相手してやるよ。」
「図に乗るな!お前ごとき一瞬で片付ける!」
天城は聖剣を突き出し突進してくる。
ユウはが出る事など気にもとめず聖剣を摑み手繰り寄せると聖剣に膝蹴りをれる。初めて天城と戦った時と同じように。
バキィン!
「そ…そん…な…聖剣が!」
「何も変わってないな。あの時から…」
ユウはナイフを取り出し天城の肩を切り裂いた。
「ぎゃあああ!」
「藤山!」
「優くん!」
「どうだ?これが実際の武による痛みだ。」
「ぐっ…うう…。」
「どうした?これは特訓だぞ?武がないからもうやめるのか?負けを認めるのか?」
「くっ…。」
「落ち著け、藤山。」
「なんだ?いたって冷靜だが?」
「殺気を抑えろ。何人か既に気絶してる。僕達も立ってるのがやっとだ。」
「…それは悪いな。抑えたつもりだったが…れてしまっていたか。」
「なんてことをしてくれたんだ…。聖剣はもう直らないんだぞ?」
「どうでもいい。」
「藤山!お前…よくも…よくも俺の聖剣を!」
「知るか。お前はそんなことを本當の敵にも言うのか?」
「!…それは…」
「…てかなんで俺がこんなことしなくちゃいけないんだ…。くだらん。俺は戻る。」
部屋に戻るとミーシェが迎えてくれた。
「ただいま。」
「おかえり。…手、怪我してる。」
「…ああ、ちょっとな。」
「また怒ったの?」
「…まあな。」
「…ありがと。」
「?」
「だってユウが怒るのは大私の事だもん。」
「…」
「…手、治してあげる。」
「ありがとな。」
「うん。」
「天城のやつがお前のこと…」
「いいの。ありがとう、ユウ。」
後ろからミーシェの腕がユウを包み込む。
「…落ち著いた。ありがとな。」
「よかった。お腹すいたでしょ?待っててね、ご飯持ってくるから。」
ミーシェは廚房の方へ歩いていった。
コンコン…
「優くん、っていい?」
「…藤山くん…」
「悪いな…今ミーシャが寢てるんだ。」
「!…すぐ終わるから。れて?」
「開いてるぞ…」
「お邪魔します。」
「悪いな、ミーシャが寢てるから、俺も橫になりながらしか話せないが勘弁してくれ。」
「!…ミーシャさん…」
ミーシャはユウに抱きついて寢ていた。
「こいつの癖でな。もう慣れた。」
「…嫌なら嫌って言えばいいじゃん…。」
「え?」
「苦しくて嫌でしょ?」
「し苦しいが慣れると暖かいもんだぞ?」
「!」
「そんな話しに來たんじゃないだろ?何の用だ?」
「…今日、藤山くんが天城くんの聖剣を折っちゃったでしょ?そのせいで天城くんが激怒しちゃって…どうしても藤山くんを連れて來いって言われて…。」
「なんだよアイツ…マジめんどくさいな。斷ればいいだろ?そんなこと。」
「…そう思ったんだけど…今の天城くん冷靜じゃなくて…」
「…直せばいいんだな?」
「え?」
「ミーシャ、ちょっと悪いな。…て起きてるし。」
「ふふふ…私も行く。アロン〇ルファで直るかな?」
「直るか!てかなんで知ってんだよ…?」
「前にユウの制服のポケットにってたから…はい。」
「え?まじで?」
「うん。」
「…じゃなくて!…あれを試す。」
「ああ…そういう事ね。」
天城は醫務室で待っていた。
「よう。元気か?」
「貴様ぁ…!よくも聖剣を…!」
「わーったよ。だから直してやるよ。…アロン〇ルファで。」
「ふざけるな!聖剣は今は失われた再生魔法でしか直せないんだぞ!?」
「冗談だ…貸してみろ。」
ユウは手を剣にかざす。
「リバイブ。」
「こ、これは…」
「…もしかして…再生魔法?」
「優くん、こんなことまで…。」
「ほらよ。」
ユウは天城の方に聖剣を投げる。
「お、お前…」
「次は無いからな?」
「…」
「戻って寢ようぜ?ミーシャ。」
「うん。」
「いやぁ…流石は神様がくれたスキルだな…鑑定」
スキル
グランスペルEX
あらゆるスキル、魔法を総合したもの。
このスキルがあればどんな武も扱うことが出來る。
「まさか失われた魔法まで使えるとはな。」
「凄いね…。だってもう私がいなくても料理も出來るしね…。」
「それはダメだ。料理はミーシェのじゃないと…!俺の気持ち的に嫌だ!」
「…そう?」
「ああ、お前の料理がいい。」
「ふふーん♪」
「…ベルフェゴールとバトラーの報からするに明日にはの教団が攻めてくるだろう。」
「…明日か。」
「とっとと姉さん助けてやろうぜ?」
「うん!」
決戦はおそらく明日。それに備えて仲良く眠りに著く2人であった。
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今日も遅くなりすいません…。
明日は頑張ります!
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