《腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが》77話 因果応報

はぁ…はぁ…。

ボタボタッ…。

ダメだ…、意識が…。

やっぱりあんた…強すぎるよ…セバスさん…。

セバスとの一騎打ちに勝利した優はを休めるためその場の壁にもたれかかっていた。

ダメだ…このままじゃ…。

「ユウ!!」

「ミー…シェ…」

「ひどい怪我…待っててね…今回復するから…エンジェルヒール。」

「は…はぁ〜…」

「大丈夫?」

「さすがミーシェ…あとすこし遅かったらやばかったかも。」

「…勝ったんだね…ユウ。」

ミーシェは橫たわるセバスに目をやった。

「ああ…強くて…尊敬する人だったよ。」

「そう…。」

「…変な事頼んでいいか?」

「ん?」

「セバスさんの傷。治してやってくれないか?」

「ユウ…。でもこの人はもう…。」

「分かってる。せめて綺麗な姿で逝ってもらいたいんだ。」

「ユウがむなら。エンジェルヒール。」

セバスのから傷が消えていった。

「…ありがとな。」

「うん。」

「さて…いよいよだ。」

「うん…。」

「ベルフェゴールは先に中にいる。」

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「あ、待って。ちょっと問題が…」

「なんだ?」

「実はこの範囲だと7大魔王のじゃないから大罪魔法が解けちゃって…」

「藤山ぁ!!」

「藤山…」

「…なるほど。」

「優くん…私の…せいなんだよね?」

「…お前江ノ島に何言った?」

「ちょっとね。ライバル同士お話を。」

「?…まあいいや。で?なんの用だよ?」

「お前みたいな裏切り者は…」

「ここでやり合う気か?」

「…藤山、セバスさんはなんで倒れているんだ…?」

「…さあな。」

「っ…答えろ!藤山!」

「俺が…殺したからだ。」

「き、貴様ぁ!!お前はここで殺す。」

「…落ち著け、天城。」

「小宮!落ち著いている場合じゃないだろ?!」

「今の…聖剣の無い君に…何が出來る?」

「っ!」

「はははっ!お前また聖剣折れたのかよ?!」

「藤山ぁ…!」

「アロン〇ルファ貸してやろうか?」

「黙れ!聖剣などなくてもお前など簡単に倒してみせる!!」

「ふん…仕方ない。來いよ。」

「おもしれぇ!俺が行く。」

「賢治…。」

「悪いな皆、神崎達の仇は俺がとらせてもらう!」

「分かった。頼んだぞ。」

「ああ!」

「なんだ?お前だけか?俺は別に全員の方が手間が省けていいんだけどな。」

「!…調子に乗りやがってぇ!!死ねぇ!」

橘は拳を振り上げ毆り掛かる。

ピタッ!

「…お、お前…?」

「…どうした?なんで止めるんだ?」

「なんで…避けない?」

「逆に聞く。なんで毆らないんだ?」

「っ!…うるせぇ!お前なんて…」

ズボッ!

「ガッ…ハッ…!」

優の腕が橘のを貫いていた。

「賢治ぃ!!」

「噓っ?橘くん!!」

「藤山…きみ…」

「ククク…ハハハハッ!!」

「優…くん?」

「ハハハハ…はぁ…はぁ…」

「お前…」

「この時を…待ってたんだ…!やっとだ…やっと…お前らに復讐出來る。」

「何を…言ってるんだ?」

「ずっとお前らに復讐したかった…」

「藤山…やっぱり君は僕達を…」

「當たり前だろ?!逆によく許して貰えたと思ってたなぁ?!」

「…元はと言うと…悪いのはお前だろ?!」

「王にも騙された…。お前は要らないから生贄になれってよ。」

「…やっぱり君は何も悪くなかったんだね…。」

「今更何を。俺は…お前らにこうするのを待ち侘びてたんだよ!」

グシャ!

優はまだ息のある橘の頭を思い切り踏み潰した。

辺りにが飛び散った。

「やめろぉ!」

くなよ?ヴィーナスフラッシュ。」

優はベルフェゴールの大罪魔法できを封じた。

「ハハハハ…ついに來た。この時が。順番は違ったが…これも俺の目的のひとつだ。なあ?松山はどこだ?」

「!…君に教えるものか!」

「…あ?…ヘルキャリオン!」

「ぐっ…ぐああぁ!」

「拷問魔法最上級魔法だ。早く答えないと…壊れちまうぞ?」

「があぁ…ぐあぁ!」

「小宮!やめろぉ!藤山!」

「俺は特にお前に復讐したいんだよ…江ノ島…。」

「!…っ!」

「お前を見るとな、この火傷か…痛くて痛くて…いつもお前を殺すことを考えてる。どうすればお前が苦しんで死ねるか…分かったんだ。お前の目の前で松山を殺す。そのあと殺す。全員な。」

「!…私だけ殺せばいいでしょ?!なんで…由希ちゃんまで?」

「言ったろ?苦しんで死ねってな。」

「もう苦しんだ!優くんが敵だって知っただけで…私は…私は!」

「足りないな。…もう一度聞く。松山は…どこだ?!」

「…藤山くん。私は…ここよ。小宮くんへの魔法をやめて。」

息を上げながらその場に松山が現れた。

「松…山…ダメだ…逃げろ!」

「まさかそっちから出向いてくれるとはな…それで?殺されに來てくれたのか?わざわざ。」

「…ええ、ただし條件があるわ。私以外は見逃して?」

「ダメだ!松山!」

「あ?無理に決まってんだろ?」

「…そう。なら殺される訳には行かないわね!エアバレット!」

「相殺。」

魔法は消え失せた。

「…っ!アイスフォー…が…」

優は松山の首を摑み持ち上げた。

「なんだ?この程度か?」

「…ぐう!離して!…がっ!」

「黙れ。絞め殺すぞ?」

「ひっ…。」

「やめろ…藤山!」

「見てるか?江ノ島。」

「やめてぇ!やめてよ!優くん!」

「ハハハハッ!いいねぇ、その表。」

「…ぐう!うう!」

優は徐々に力を強めていく。

「私が悪かったから!お願い!なんでもする!お願いだから…優くん!優くん!」

「なんでもするのか?」

「するから!」

「なら…苦しんで死ね。」

「!…優…くん?」

「なんでもするんだろ?なら苦しんで死んでくれ。でもそのために手伝ってやる。松山を…殺す。」

「やめてぇ!!」

「…ぐ…はぁ…うっ…」

「じゃあな。松山。」

ザン!

優の手元に斬撃が飛んできた。優は間一髪で躱したが、松山の首を離してしまう。

「…ゲホッ…ゲホッ!」

「おっと…。やるな、大罪魔法をぶち破るなんてな。なあ?小宮。」

「…あの時は確かに僕達に非があった。許してくれるとは思っていないが松山に…手を出すのなら許さない…!」

「お前の相手をしている暇はないんだけどなぁ?」

「僕のパーティーメンバーを傷つけたんだ。僕は君を絶対に見逃さない。」

「まあお前を殺してからでもいいか…。」

「…エンチャント…ハリケーン!」

「エンチャント…ブラックエンド。」

小宮は剣に巨大な竜巻を纏わせ、優は剣に巨大な闇の塊を纏わせた。

「風魔斬…天変地異!」

「獄·エビルスラッシュ。」

巨大な竜巻と漆黒の闇が衝突した。

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し疑問なんですがランキングの所からこの作品が消えていました。

誰かその理由知っている方いませんか?

総合のランキングからも無くなっていました。

理由を知っている方がいたらコメント欄で教えていただけたら幸いです。

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