第9話 領主。

｢止まれ！領主様の屋敷になにかようか！｣

今、俺たちは伯爵の屋敷の門番に止められている。

｢あら、スキンさん！こんにちわ！｣

｢あ！リミィお嬢様！お帰りになられたのですね？こちらの方はどなたですか？｣

｢実は魔に襲われしまって、その時に助けて頂いたのよ。｣

｢え！魔に！？お怪我はありませんでしたか！！？｣

｢ええ、大丈夫よ。怪我はないわ。お父様に報告することがあるから通してくれるかしら。｣

｢はい！すぐに使用人に聞いてこさせます。あ、恩人様はこちらの執事さんについて行ってください。｣

｢執事？｣

執事なんていないぞ？

｢こちらへどうぞ。｣

｢どぅわっち！｣

急に現れた！？

｢どうしました？｣

｢今急に現れませんでしたか？｣

｢執事ですから。｣

なるほど。執事だからか。…いや、無理だろ。

｢ではこちらに。(ニコリ。)｣

あ、これ聞かない方がいいやつだ。

｢あ、はい。｣

俺は黙ってその執事についていった。

花の庭園？を通り、大きな扉の前までついた。

ガチャ。

｢｢｢｢｢いらっしゃいませ。恩人様。｣｣｣｣｣

うぉーー！すげー！マジのメイドだ！初めて見た！

｢恩人様、こちらへどうぞ。｣

｢あ、はい。｣

俺は初めてのメイドに興していると、1人のメイドについてくるように言われたので、言う通りにそのメイドに、ついて行った。

二階の一番奧から3番目あたりの扉の前まで來た。

コンコン｢旦那様。恩人様を連れてきました。｣

どうやら、ここに伯爵様がいるらしい。

ノックして、俺が來たことを伝えると

｢ってくれ。｣

中から威厳のある聲が聞こえてきた。

ガチャ｢どうぞ中へ。｣ﾍﾟｺﾘ

｢あ、どうも。｣

中へるとなかなか広い執務室のようなところだった。

｢君がゼロ君か。｣

おお、いかしたおじ様みたいなじのダンディーな人だな。

｢はい、そうです。伯爵様ですか？｣

｢ああ、そうだ。まず、禮を言う。娘のリミィを助けてくれてありがとう。｣

！伯爵が頭を下げた！？

｢や、やめてください！伯爵様が平民に頭を下げるなど！頭を上げてください！｣

｢いや、伯爵とか貴族とか関係ない。娘の親として謝する。｣

｢わかりましたから！謝の気持ちは伝わりましたから！頭を上げてください！｣

｢…うむ、わかった。それと、次は報酬だが、そなたは何をむ？｣

｢報酬なんていりませんて！｣

｢いや、それだと私の気が収まらない。なんでもいいんだぞ。｣

ん？今何でもっt(ry

でも、ここは無難に

｢うーん。…で、では、量の資金を。｣

｢それだけでいいのか？｣

｢ええ。それだけで結構です。｣

｢そうか。ん？そういえばそなた、宿はとってるか？｣

｢いえ、取ってませんが｣

｢だったら、こっちで最高級なのを取っておこう。｣

｢え！？そんな！いいですって！｣

｢それくらいやらせたまえ。たのむ。｣

｢え。えー。うーん。(斷ったらまた、頭下げてきそうだな…)じゃ、じゃあお願いします。｣

｢わかった。ちょっと待っておれ。｣

伯爵様は紙を2枚取りだし1枚には宿までの地図を書いて、もう1枚には招待狀と書いてある封筒にれた。

｢これが、その宿までの地図だ。こっち封筒は宿屋の係員に見せれば一番いい部屋にれてくれるはずだ。｣

｢わかりました。ありがとうございます。｣

｢資金だが金貨50枚くらいで良いか？｣

｢えっそんなに！？｣

多くないか？！

｢せめてもの気持ちだ。け取れ｣

え、えー。

｢わ、わかりました。｣

｢では、さらばだ。｣

｢あ、はい。々とありがとうございました。(このまま行って平気なのかな？)｣

｢うむ。｣

俺はそのまま領主の屋敷から出て、冒険者ギルドへ向かった。