《異世界転移は分解で作チート》第184話 ユウ、やや苦戦。
第184話 ユウ、やや苦戦。
「うっわぁ〜!! すっごいきれ〜な貓だねっ!!」
ユウはそう言って、警戒もしないで虹に輝く銀の貓──あ、ちなみに名前はエレメントキャットて言うらしい……面倒いから虹貓でいいか。
んで、ユウは警戒もせず虹貓に近づく。
「ニャァァンッ。」
虹貓は自の方に向かってきたユウ目掛けて炎の弾を飛ばす。
「わぁっとと! 危ないなぁ、もうっ!」
「いや、警戒もせずに突っ込むユウが悪い。一応、綺麗でも可くても相手は魔だぞ?」
「あ、そうだったね! なら、えいっ!!」
ユウはハッとしたように短剣を取り出して虹貓に向けて刺そうとする。
虹貓はユウの攻撃をいとも簡単にかわし、ステップを踏みながら後ろに飛んでこちらを警戒する。
・・・いや、両方とも切り替え早いな。
「むぅ! この貓今までの貓に比べて思ったより早いっ!」
そりゃ一応ボスだしな。多は強いだろう。
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貓はこちらを警戒しながらし唸ると、またユウ目掛けて今度は水の弾を飛ばしてきた。
「あっ、ユウさん! 今度は水の弾ですっ!!」
「うわっと!!? あ、ライムちゃんっありがとうっ!!」
「・・・ふむ。あの様子じゃと、恐らく今までに出た四屬、最悪の場合と闇も扱えるじゃろうな。」
あぁー、思ったより厄介だな。・・・とりあえず弾系は避けようと思えば避けられるし、攻撃の合間を掻い潛って攻撃を食らわせていきゃー何とかなるか?
・・・まぁ戦うのは俺らじゃなくてあくまでユウなんだけどね。
「うぅ〜! えいっ!!」
「ニャンッッ!!」
早速、ユウが短剣で攻撃をし始め、虹貓を倒そうとする。が、虹貓はユウの攻撃なんかは読めているかのように、全てをかわしていく。
そして、虹貓はかわしながら唸り、ユウに魔法を放っていく。
ユウもただ攻撃をけず、虹貓の攻撃は全てかわし、相殺して防いでいく。
両者、共に相手に傷をつけられずに進み、數分。ユウは攻撃中に何かを閃いたのか、ハッとして虹貓に近づいていく。
「えいっ!!  そりゃっ!!」
「ニャn、ニャ、ニャッッ!?」
そして、ユウは先程までと同じように短剣を突き刺し、虹貓も同じように後ろに避けた。が、ユウは攻撃した姿勢のまま、虹貓の前足めがけて短剣を投擲した。
さすがの虹貓もそれには驚き、一瞬反応が遅れ、前足に傷がつく。
「あー、る程。前足を攻撃して機力を削ったのか。」
前足を怪我して、虹貓の機力は見るからに下がった。ユウはそんな虹貓にも容赦せず、先程までとは比べにならないくらい斬撃をくらわしていき、最終的には貓はかなくなった。
そして、しして虹貓が消えるのを見ると、討伐中の疲れからか、息を吐いて座り込んだ。
「ふぁ〜〜やっと倒せたァ〜!」
俺ら三人は座り込んだユウのところまで移し、ユウに労いの言葉をかける。
「お疲れさん。お前の顔見りゃーだいたい分かるが、どうだ? 楽しめたか?」
「うんっ! やっぱりこのくらい苦戦した方が楽しいやっ! でも最後が泥試合みたいになったのが殘念かな〜。
やっぱりし相手が格上くらいがちょうどいいのかな?」
HAHAHA☆ ・・・なんというか本當に戦闘好きなんだな。……やられる方は溜まったもんじゃねぇと思うが。
「よいしょっと! それじゃドロップアイテムはなんだろね〜?」
ユウは勢いよく立ち上がると、虹貓が倒れた位置、つまりはドロップアイテムへと目を向けた。
そこに落ちていたのは、薄く虹に輝く銀の、つまりは虹貓と似たような配のやや角張った十六面の石。
ユウはそれがボスドロップだとわかると、すぐに持ち上げる。
「なんか綺麗な石だな。寶石みたいだ。」
「そうだね〜。あと見た目通りの重さだねっ! 重くもないし、軽くもないよっ。あっ、でも……」
ユウは軽く石をコンコンっと叩く。
「かなり頑丈みたいだねっ! 普通の石以上にいのは確実かなっ?」
・・・とりあえず鑑定して見りゃわかるよな。鑑定。
……ふむふむ。神貓の屬結晶か。全知、いつもの。
『はい、マスター。こちら〝神貓の屬結晶〟のドロップ率は0.0024%と、前回の〝神寶獣の瞳寶玉〟と同程度のレア度となります。』
あ、そっか。運気変えさせてないから前と同じくらいのやつになったのか。
……ふむ。レアなことには変わりないが、最初のやつに比べて行き過ぎてるわけじゃねぇし、これくらいならいいかな。
うっし、とりあえずはこの運気で固定させとこうか。
「鑑定で調べたら〝神貓の屬結晶〟ってのらしい。あとやっぱりかなりレアなヤツだな。一応おめっとさん。」
「へぇ〜。レアなヤツなんだっ? やったね! ・・・よぅし、それじゃあ早いところ次の階に行こうっ!! 次はどんな魔かなっ?」
いや、休憩取らなくていいのか? ・・・あ、いいですか、そうですか。
──ユウに引き連れられ、ゼロ達はさらに深層へと潛る。
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