《異世界転移は分解で作チート》第205話 祭り當日。

第205話 祭り當日。

そして、とうとう祭り當日。今日は朝からいつもと違った空気の中目覚めた。

的に浮かれあがったような、テンションが高いような雰囲気。外を覗くと、まだ晝前近くだと言うのに、いつも以上に多くの人がじっていた。

「いよいよ今日かー。」

俺は誰に言うわけでもなく呟いた。

ハク達はもう既に起きているらしく、ベッドには居なかった。恐らく、出掛けたのか、もしくはいつもの遊び部屋にいるのか。

俺は部屋に飾った時計をちらりと見る。

「ふむ、まだ晝前か。約束の時間は13時だし、し早いかもだけど適當に準備だけでもしておくか。」

とりあえず部屋を出ようと扉に向かうと、外からノック音が響いた。

「おはようございます、旦那様。起きていらっしゃいますか。」

「ああ、セバスか。ついさっき起きたところだ。」

「そうでございますか。旦那様、朝食はどうなさいますか?」

朝食か……よし、久しぶりに食ってくか。あ、ハク達いるならハク達とも食いたいな。

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「うん、いただく。ところで、ハク達はいつもの部屋?」

「畏まりました。はい、ハク様とライム様はいつものお部屋ですね。」

「んー、ならハク達もつれて行こうかな。」

「畏まりました。では料理長に伝えてまいります。では。」

執事がそう言うと、執事の気配がすぅっと消えた。

さて、んじゃ早いところハク達の所に……っと、そうだそうだ忘れてた。先に著替えとかねぇと。

瞬間☆早著替え

これでよしっと。んじゃ改めてハク達の元へレッツゴー。

◇◆◇◆◇

そして、いつもの部屋によってハクたちを呼び出した後、食堂へ向かった。

・・・あ、ちなみに。部屋にってすぐに『一緒に飯食おうぜ』って言ったら二つ返事で即okくれた。

食堂について三人で朝食(ステーキだった……朝からは辛いて)を食べながら、俺は話し出す。

「あ、今日ちょっと出かける。もしかしたら遅くなるかもしれない。」

「む、そうか……。主殿と祭り巡りというものをしてみたかったのじゃが……。し殘念じゃが、了解したのじゃ。」

「私も々殘念ですが……わかりました。」

あー、ハク達も一緒に遊びたかったのかー。・・・でも先に約束つけちゃったし、約束破るわけにもいかないし、かといって約束の掛け持ちはなー。

・・・いや、つーか俺が分すりゃいい話じゃね? ああ、うん、名案だわ。

……ってことで、そのたった今思いついた案を二人に提案してみた所、二人はすっごい目をキラキラさせて笑顔になり、それだっ! と、聲を合わせた。

よし、なら分を使うってことで決定だな。・・・あ、でももし外で生徒とかにあったら々と問題になりそうだな。俺が一度に複數の場所にいたって騒ぎに・・・いや、ならないな。その場合『まぁぜロ先生だからね。』で済みそうだな。うん。

んじゃあ早いところ飯食って分するか。

◇◆◇◆◇

そして、時は進んで13時し前。適當にお灑落してリミィのことを迎えに行った。

し早めに著いたが、リミィが門番に言ってたらしく、門番はすんなりと通してくれた。

・・・いやまぁ、多分言ってなくても普通に顔パスで通れるんだけどな。なんか俺の顔セルスさん通じて知れ渡ってるみたいだし。

んで、門を通るとセルスさんが気づいて俺の方に向かってきてくれた。

「ゼロ様、ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ。」

どうやら案しに來たみたいだ。今回はリミィの客人だし、多分、いつもの部屋とは違う場所に案されるんだろう。

セルスさんについて行くと、恐らく応接室と思われる場所に案してくれた。

「こちらで々お待ちを。」

「ああ。」

セルスが一禮をして出ていくと、リミィの部屋に向かったみたいだ。

リミィの方はもう既に起きて著替えも終わっており、今は俺が來るのを待っているようだ。・・・リミィ、俺が來てるの気づいてないのか。

んで、リミィの部屋にノック音が響き、リミィはウキウキとした雰囲気で部屋の扉を開けてセルスの案で俺の方に向かってきた。

・・・あ、ちなみになんでこんなにリアルタイムでわかってるかと言うと、千里眼で覗き中だからです。・・・そこ、変態って言うな。わかってるから。

そして、早くも応接室、つまり俺がいる部屋へとつき、扉がノックされ、「ゼロ様」と聲をかけられる。

俺が返事をして扉を開けると、同時にリミィが突っ込んできた。

「ゼッロっーー!!」

「うおっとっ。」

まぁ余裕でけ止めたがな。

「……ゴホンっ。リミィお嬢様。」

「はっ、ごめんなさいっ! ゼロが來てくれたことが嬉しくて、つい。……えへへー。」

いや、俺が來てくれたことが〜って俺しょっちゅう來てない? あ、でも家庭教師以外で來るのは久しぶりか。・・・いや、初めてか?

「それじゃあ早いところ行くか? それともリミィの両親に聲掛けてからの方がいいか?」

「あ、そうねっ! お父様とお母様に一言言ってから行きましょうっ!」

ちなみに、リミィ両親に聲をかけたところ、リミィ母はなにやら察して嬉しそうに、リミィ父は普通に見送ってくれた。

・・・リミィ父は、多分、もう認めてくれたってことでいいのかな?

さて、それじゃあリミィとの祭り巡り、楽しみますかねっと!

・雑談

他の小説で執事がそのまま主の部屋やお嬢の部屋に連れていくところあるけど、普通、個人の、プライベートの部屋に送るかね? どうもライトです✣

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