王は、質問が終わると

「あとのことは、娘のエミリアに任せよう。勇者の皆、ぜひともこの國を守ってくれ。」

そう言って去っていった。すると先ほど召喚されてすぐに出會ったピンクの髪の子が現れた。

「皆様、召喚に応じてくださりありがとうございます。私は、エミリア=ガイドミル。ガイドミル王國第二王です。突然異世界に來て混されているかと思います。とりあえず一時間ほど時間を設けるので、別室にて皆様で相談されてはいかがですか？」

「ありがとうございます。とりあえず皆で相談してみます。」

「あなたは、先ほどから皆様の代表のように話しておられましたね。失禮ですが名前を聞いても？」

「私は、勇義拓哉といいます。よろしくお願いします。エミリア姫。」

「よろしくお願いします勇義様。」 

流石勇義だな早速王様をおとしたようだ。王様は、頬をわずかに赤めている。

どうやったらあんなに流れるように會話出來るのだろうか。一年間もゲームでしか人と話をしていなかったせいか僕のの子耐はなくなってしまった。

もともとあるようでない耐ではあったけど。

その後、みんなで部屋りとりあえずそれぞれを休めている。

「意味がわかんねーよ、なんでそんな他人のために魔王なんて危ない奴倒さないといけないんだよ」

「そうしないと帰れないだろうが！！」

「もう、お家帰りたいよ～」

みんな突然のことにやはり困している。子は、何人か泣いている子もいるようだ。

「ねえねえ月君、どう思う？」

「どうって？この國のこと？魔王のこと？ステータスのこと？」

樹ちゃんが聲を掛けてきた。彼も僕と同じでオタクであり、ライトノベルを読むため、異世界転移とかそれなりに知識があるから不安なんだろう。

「小説の定番なら魔王じゃなくて國王の方がよっぽど危険なじの展開な気がするんだけど！」

「そうだけど、まだ何も分からない。今は報を集めることが大切だと思う。」

「ごめんね。不安にさせるようなこと言っちゃて。」

「出來るだけ僕も樹ちゃんを守るよ。まあ、一年前もろくに守れなかった僕じゃ、頼りにならないかもしれないけど。」

「そんなことない！！月君は、私を助けてくれた。月君のおかげでイジメもなくなったんだよ！それに………かっこ良かったし…………。」

「あっ、ありがとう。出來るだけ頑張れるよ。」

「うん……。」

結構いい雰囲気なんじゃないのか？彼のことは、好きかどうかはまだ分からないけど、彼のことは大切だ。

こんなタイミングじゃなければ告白してしまったかもしれない。

流石に、異世界に來てどうなるか分からないのにそんな無責任なことは出來ない。

すいません噓つきました。カッコつけてただけです。僕にの子に告白する勇気はないです…。

「みんな落ち著いて」

擔任の吉野先生の聲が聞こえる。いつの間にかクラスの意見がある程度纏まったようだ。

「先生としては、みんなに危ないことしてほしくはないけど、帰るためには仕方ないから參加する意志のある人だけ魔王倒しにいきましょう。」

「先生の言う通りだ、この國の人達は、今魔族に襲われ苦しんでる。幸い俺たちには、魔族に対抗できる力があるこの國を一緒に守らないか！？」

「仕方ない。勇義が言うなら協力するか。」

「私達だけ後ろで隠れてるわけにはいかないし。」

「勇義君だけじゃ危なっかしいしね。」

勇義の演説の果でクラスの意志は、纏まったようだ。