《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》8話 みんなのステータス

他のクラスメイトも、それぞれ[ステータス確認]と唱えている。樹ちゃんのはどんなステータスだろうか?

樹ちゃんのステータス見せてもらってもいい?」

「いいよ月君。」

「[ステータス確認]」

名前:樹夏蓮

種族:人族

年齢:15才

別:

職業:賢者

level.1

HP:290/290

MP:420/420

筋力値:80

耐久値:85

魔力値:155

魔耐値:125

敏捷値:100

魔法

火魔法:ファイヤーボール・フレア

水魔法:ウォーターボール・アクアジェイル

風魔法:ウィンドカッター・ウィンド

土魔法:アースグレイブ

聖魔法:ヒール・キュア

職業スキル

詠唱時間短

スキル

MP自回復強化レベル1・鑑定・アイテムボックスレベル1・異世界言語翻訳

稱號

四大魔法使い・異世界人

「どうかな?」

「すごいじゃんか!鑑定やアイテムボックスっていう定番も押さえてあるし、魔力値も頭ひとつ高い。ゲームだとこうゆうキャラは、後衛として非常に優秀なんだよ!回復できる[聖魔法]と[MP自回復強化]もあれば後衛のやるべき仕事をほぼすべてできるんじゃないか?」

「もー!月君!私は、ゲームのキャラクターじゃないんだからね。」

「ごめん。ごめん。すごいステータスだからテンションがあがっちゃって」

「まあ、譽めてくれてるなら悪い気はしないけどね。ありがとう。」

「それで、月君のステータスは、どうだったの?」

「まだ確認してないんだ。ちょっと確認するから待ってて」

さて、いよいよお待ちかねの自分のステータスいざオープン。

「[ステータス確認]」

名前:月輝夜

種族:魔人族

年齢:15才

別:男

職業:妄想師

level.1

HP:120/120

MP:3500/3500

筋力値:50

耐久値:55

魔力値:90

魔耐値:40

敏捷値:90

職業スキル

狀態異常妄想

スキル

高位鑑定・高位遮蔽・アイテムボックスレベル1・異世界言語翻訳

稱號

異世界人

?なんだこれ……。MPが3500あるなら、魔法打ち放題なんだろうが、肝心の魔法が項目さえないんだか!

MPが高いからか基礎能力値がえげつないほど低い。

そして[高位遮蔽]、高校二年生から極力普通になろうと影を薄くしていたからこんなスキルが出てきたのかな?

そして極めつけは、職業:妄想師ってなんだよ!職業スキル[狀態異常妄想]ってなに?

はぁ~俺は、ハズレっぽいな、樹ちゃんにも見限られるかもしれない。そう思いながらステータスを見返すと……。

「はぁ?」

名前の次にある種族欄がおかしい。人族の前に何か文字が一つっている…。魔人族………。これまずくないですか!?

周りを見渡すが見えている限り、魔人族なんていない。

「なんで、俺だけ……」なんで僕だけ魔人族なんだよ!

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