《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》16話 閑話 樹#1

私は、子供の頃から、お兄ちゃんと一緒に良く遊んでた。

お兄ちゃんとは、年が四歳も離れていただから良く大切にしてもらってた。

小學校四年生のころ、始めてライトノベルというものにれたのは。

そのとき見た作品は、よくなろうであるような異世界転生・俺TUEEE・ハーレム、この三つがメイン要素の作品だった。

主人公は、元々日本では、パッとしない人だったが異世界に行って慣れない力に苦労しながら、いろんなひとを幸せにする。

こんな語があるんだ~。って思った。

私は、クラスの中で浮いた存在だったが、この小説を見て変われる気がした。

実際、小説のように簡単に人々の中心になれたりはしなかったがそれでも小説を見続けた。

なろうもすぐに見始めた。

々な作品を見て、時には憧れて、時にはちょっとエッチなシーンを見て興したりもした。

文才はないが絵は好きだったのでイラストレーターになるという夢もできた。

中學生になって數ヶ月、今まではキャラクターだけを描いていて絵にストーリーがなかった私の絵を良くするため初めて背景を描いた。

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しかし、どうしても背景が現実的に見えない々な要素が雑に配置されていて統一がなくて私の描きたい絵にはならなかった。

実際に詳しく知っている所を題材に描こう。そう思って學校に行ってスケッチをして、それを家で詳しく描いていた。この頃には、某イラスト投稿サイトp xivにねこマロなんて名前で絵を投稿していた。

投稿したイラストの下に近況も書いたりしていた。

そのなある日、今日は放課後にクラスの中をスケッチしていた。

すると突然クラスのドアが開く。

とはいえ、別にクラスの風景をお絵かきしているだけと今までも誤魔化してきた。

クラスメイトも私に興味はほとんどないので話題にすらならなかった。

しかし、今日は違った。

樹さん絵を描いてるの?」

クラスメイトのおバカグループの中で凄く優しくて影は薄いがかに子に人気のある男の子だった。

「うっ、うん。そうだよ。」

「へぇ~!見てみてもいい?」

「えぇ~!ちょっとそのそれは……その~。」

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急に見てみてもいい?なんて聞かれてびっくりしてどもっていると、見てもいいと判斷したのか、彼が私の絵を見てしまった。

「………………。」

無言だね。

スケッチとはいえ、リアルで見られたのは初めてだ。しかもいつも見てくれている人達は、オタクの人ばかりだし、何か変な所があったのかも?

「………………樹さんってもしかして……ねこマロさん?」

「え?…………………………。」

ガタガタ……ガチャ…バタン…ドタドタドタ。

「ハアッハアッハアハア…ハア……ハア……。」

急に、ネットで使っているユーザー名を言われてびっくりして逃げてしまった。

「もしかして、私の絵を見てくれているのかな?月君。」

何かそうだったら、彼のイメージ変わっちゃうな~。

でもクラスで話し掛けられたらどうしよう?

それから學校の休憩時間や、放課後絵を描いてる時にいつも話し掛けてくれた。

話すことが得意でない私も、一週間経てば相づちを上手くできるようになり、更に二週間後には彼が相づちをし続けないといけないくらい自分から話し掛けていた。

話す容はライトノベルの話、彼はアニメやゲームもやるみたいたみけど、私のためにライトノベルの話ばかりした。

「あの主人公は、ここでなんでこんな決意をできたんだろう?」とか、「この作品の好きなキャラは、だれ?」とか、あとは見たことある作品をお互いに話ていた時、ちょっとエッチなところがある作品の名前を言ってしまいちょっとどうしよう?と思っていると彼は、「樹さんもその作品みるんだ。ああいうシーンが語を引き立ててるよね。」と言ってくれた。

私がどうしよう?と思ったのを察して、それを肯定してくれたのだろう。

クラスメイトの言っていた凄く優しいとはこのことか!と思った。

この頃私は、樹さんっていう呼び方が他人行儀な気がして「樹ちゃんってよんでよ。」って言ったりもした。

ちなみに彼が私のネットで使用してる名前ねこマロを知っている理由は、畫像投稿サイトを見ていたら自分の學校があってそれで気になって良く見てくれていたらしい。

馴染みの親友にしか話したことがない將來の夢のイラストレーターになりたいっていうのも彼に話した。

「凄いなー!樹ちゃんは、僕なんて夢すら決まってないのに自分の好きなことを夢にしてそれに向かって努力しているなんて!」

バカにされてしまうのではないか?と思っていた私のことを彼は凄いと言ってくれた。

彼には私以外の友達も何人かいたが、放課後はよく一緒いてくれた。

それだけで楽しかった。

中學生三年生になって今年も彼と同じクラスになれた。

彼は風邪で休みらしい、大丈夫かな~?

數日後。

クラスの仲よしグループも決まってきているが、私は彼さえいれば別に自分を偽ってまで友達は要らない。

「オイ、暗ちゃんなにしてんの?!」

放課後には、教室に來る生徒なんて滅多にいないから、油斷してた。

とりあえずいつものようにしよう

「あっ、遠藤君と高橋君、私の名前は樹だよ。」

暗ちゃんは、暗ちゃんだろ!なにいってんの?ってかなに絵なんて描いてんの?」

「ちょっと見せて貰おうぜ。これ借りるよ」

「ちょ、やめてよ」

茫然としていたら、私の今描いてたスケッチと塗りし終わった手描きの絵やパソコンで描いた絵のコピーがった鞄を取られてしまった。

「ぷっ、見ろよこれ面白すぎだろ?」

今彼らが見ているのは、ファンタシーをモチーフにした絵だ。何一つ笑いをうようなものはない。

「中學生だからって中二病はないだろ。」

「まあ、いいや。」

とてもバカにされたけどその言葉で、やっと終わるって安心した。

「まだ他に絵描いてんだろ。家から持ってこいよ。」

「ああ~いいな。折角だから皆にも教えてやろうぜ。暗ちゃんの絵。」

「コイツは、預かるから。明日持ってこいよ?」

唖然としている間に、私の鞄を持って二人は、去ってしまった。 

翌日私は、沢山の絵を學校に持っていってしまった。

遠藤君と高橋君は、皆がだいたいクラスに來るといきなり私の絵を取り掲げた。

「こいつ絵なんか書いてるぜ!見ろよ気持ち悪い絵だな。」

「人に見られてバカにされたらかわいいそうだから、俺らが捨ててやるよ!」

なっ、いきなり皆の前でそんなことをされるなんて今彼が持ってる絵に可の子が描かれている。

「やめてっ!!」

そのときクラスのドアが開く。

樹ちゃんから離れろーー!!」

彼が助けてくれた?彼は小學校で空手などの武道をやっていて強かった。あっという間に二人に対して優位を得ている。

「痛ってー!」

「くそっっ!何しやがんだこいつ。」

その時、先生が朝のホームルームで現れる。

「こらー。何してるケンカをやめてこっちにこい。」

彼は悪くないのにケンカ両敗で二人と一緒に帰らさせられたみたいだ。

でも、これで本當におしまいだ。

明日彼に謝って、今度お禮でもしようなんて思っていた。

しかし、私は忘れていた、悪は死ぬか、改心するまで何度でもよみがえることを……。私が一番小説を見て知っている筈なのに。

翌日學校に來ると彼はクラスの真ん中に立っていた。

だが、彼の機がない。

今度のイジメのターゲットは、彼になってしまったのだ。

相手の人數は、三人増えて五人、おまけに、手を出たら私をイジメると言って反撃させなかったようだ。

先生に伝えてたが教師人生に響くと思ったのか相手にされてなかった。

二週間たった頃、ついに私も脅された。

これがイジメを彼にり付けてしまった報いなのかと思った。

しかし、命令されたのは、彼の教科書を燃やすこと。

拒否してたが、ずっと脅されて、時々毆られてしまった。

楽になりたかった私は、つい「やる」と言ってしまった。

でもまさか彼の前でさせられるとは、思わなかったが私の神は疲れきっていて、それがどんなに傷つくことがわからなくなっていた。

彼は次の日から學校に來なくなった。

私は、自分のしでかしてしまったことの酷さに気づいた。

人質にされていて無抵抗にさせられて、そしたらその人質に危害を加えられるなんて。

だが、彼はイジメで學校に來なくなるような人じゃない、たぶん私のため。

私がイジメの巻き添えになったと彼は思ったから學校に來なくなったんじゃないだろうか?本當は、私が巻き込んだだけなのに。

そしてその日から変わることを決意する。

目標は、クラスの中心人になることだ。

力で私は、イジメっ子にか勝つのは無理だ。それに力で勝っても彼の時のように弱味を握られたら終わりだ。

で回りを味方にして、あいつらのようなやつの意見を通らないようにしてやる。

馴染みは、剣道を習っていたが、私がクラスでイジメられているときは怖くなってなにもできなかったと言って謝ってきた。

普通は彼のように友達のためとはいえ、一人で二人の人間に立ち向かえないだろう。

私は、気にしてないよ。と伝えてから、さっきの決意を馴染みに話すと協力してくれると言ってくれた。

まず、クラスの中心人になるような人間を研究した。

そしてそれになりきった。

所詮、中學生子なんておしゃれが上手で、に詳しければある程度人気になれるはず、私は暗だったから、クラスの中では浮いていたが、嫌われている訳ではなかったから。

初めは、びっくりしていたが、一週間経てば友達になれ、一ヶ月たつ頃には子グループの中心だ。

この頃には、暗でイジメられていたことは、皆忘れていた。

次は、男達。

あまり相手にびを売るとの子に嫌われやすいし、男同士でケンカするかもしれない、適度に想よく皆に平等に接した。

クラスの暗なオタク男子にも平等に接したので貓かぶり何て言われることはなかった。

そして文字どおりクラスの中心人になった。

平等に皆に接し、の子には頼られて、テストも常に上位になった。

しかし、彼は帰ってこなかった。

そして高校の學の日、彼は帰って來た、去年は私は守られる人間だった、でも今回は違う。

今回は、必ず「必ず守ってみせるからね月君!」

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