《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》30話 閑話 シェシリー#3

初の訓練から一週間経ちました。

この一週間私がこれ以上やってもいいのか?って悩んでしまうほど厳しい訓練を月様は要求しました。

しかし、いつも月様は楽しんで訓練をしていたので私も最後まで厳しく指導することが出來た。

月様の努力のおで[マナ作]がなくても他の異世界人の人達に勝てるくらいの強さになっているでしょう。

というか、実踐的な訓練をやったことがない他の人達とでは実力が圧倒的に違う筈です。

実際先程、同じ異世界人の高橋様に攻撃されたがやり返したという報告を高橋様のメイドから聞きました。

ふむ。これも長の耳に屆かないように手を打っておきましょう。

それより月様は以前より自分の職業スキル[狀態異常妄想]の訓練をしたいが知り合いに試すのは危険すぎて殆ど使えてないとおっしゃってました。

そこで私が月様のスキルを試せる相手を作って上げます。

という事で來ました。

城下町の魔獣店、ここは魔使い等が使う道や魔やそれらの餌などを販売している。

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有り金の半分くらいを持ってきました。

これならそれなりの魔が買えるはずです。

しかし、店にるとやけに商品がない、嫌な予がする。

店主に聞いたら魔の現はとある貴族が買い占めてしまったらしい。

殘っているのは、魔召喚石のみなんですが値段が凄く高い!

一番安いスライムですら平民の年収3年分に相當します。

召喚石が高い理由は、持ち運びが楽で、餌代が全く掛からないし、死んでしまうリスクもなく長期保存できる。

なによりダンジョンでのドロップしか手方法がなくドロップ率が0.01%以下という超低確率なのです。

今日もってきたお金ではスライムのしか買えませんが無いよりはましです。

なのでこれを買って帰りました。

帰ってきた月様にかつて冒険者時代に遭遇した珍しい狀態異常のことを伝えてから、スライムの召喚石を渡します。

値段のことを聞かれましたが咄嗟に安と噓をついてしまいました。

まあ、おで簡単に月様に使ってもらうことが出來ます。

月様は召喚石を使いスライムを呼びました。

?このスライムは様子が変ですね?普通のスライムならすぐに逃げる筈なんですが?

ふと月様を見ると様子がおかしいです。

「ちょっとこの子をスキルの練習相手にするのはきついです。」

そんな折角全財産の半分を使ったのに……。

「そうですか……。仕方ありません私が処分しましょう。」

「待ってくれ。このスライムは僕が育てるから許してやってくれないか?」

「それはかまわないですが、月様は[ティム]を持ってないので危険ですよ。」

スキルを持たない者は魔に言うことをきかせることができないので大変危険なのだ。

「それなら今から習得する。スライムお前の名前は……ラズリ。お前のき通った寶石のような目から考えたんだ。ラピスラズリでラズリ僕にティムされてくれないか?」

それこそ無理です。

[ティム]かなりのレアスキルで適正職業以外で習得する場合は、い頃から魔とふれ合う魔使いや魔屋等の息子だったりが殆ど、ましてや今日初めて見た月様が[ティム]を習得出來る筈がない。

そう思っていると、スライムが突然月様の足にすり寄ります。

すると、月様が言いました。

「リリアさん[ティム]を習得出來ました!ラズリもしっかり使役獣の項目に名前がありました。」

「えー。そんなばかなー……。」

つい素の私が出ましたがそんなの気にならないくらいびっくりしました。

それから數日月様のステータスのびはさらに加速しました。

というか流石におかしいです。

このスキルのレベルや數は練の冒険者のステータスに匹敵するところまで長してます。

私になにかを隠しているのでしょうか?しかし、それでも構いません。

私は月様の為にそれを誤魔化します。

スライムのステータスもおかしいくらい長してます。

そして明日は月様達が初めてダンジョンに行くことになりました。

その事を職業がら2,3日速く知ることができました。

なので私は、[隠]や[索敵]を教えてしまいました。

私がスキルを持っていないのに教えてることでがばれるリスクもありますが、月様は[鑑定]を持ってないのでばれないことを信じます。

ダンジョンはとても危険です。

慣れていない者は私ぐらいのステータスでもうっかり死んでしまうことがあります。

月様が心配で心配でたまりません。

なので國王直屬報隠部隊の監視代表としてついて行くことにしました。

今だけは、副長という肩書きに謝します。

これでなにかあっても月様を守れますから。

ともなれば、影から主のを守る訓練をしなければ!!

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