《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》57話 勇義は手強い
「おい!落ちこぼれ君!樹さんは僕と一緒にパーティーを組むんだそこから離れてもらおうか!」
どうしようかな?
一緒にパーティーを組むって決めた以上は何時ものように流したりせずに説得したりしたいけど……不可能に近いかもしれないな……。
なんて考えてると隣の沙耶さんから聲が聞こえてくる。
「なるほど~。やけに渋ると思ったらそうゆうことね……。これが厄介ってことか。」
小聲で勇義には聞こえなかっただろうけど、僕の耳にははっきり聞こえたな。
他のクラスメイトほとんどが今の勇義の話を聞いても勇義の好度高いためか、特に何とも思わずむしろ良いことを言ってるって思うみたいらしい。
だけど、今の沙耶さんの反応を見るにどうやら沙耶さんは勇義のことを面倒くさそうにしているような反応だった。
樹ちゃんからの愚癡を聞いてたりしたからかな?
「聞いているのか!?君の足を引っ張って樹さんに何かあったらどうするつもりなんだ。」
「僕は足を引っ張らないようにかなりスキルもおぼえたよ。レベルはかなり上がったから勇義君には劣るけど僕なりの力で樹ちゃんは必ず守る。」
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公衆の面前でここまで言うと流石に恥ずかしいけど、最低でもこのくらい言わないと勇義には効かないだろう。
「月君……。」 
樹ちゃんも顔が真っ赤になって、か細い聲で僕の名前を言ってる。
僕はそれに気付いて樹ちゃんを見ると目線が合ってしまう。
なんかいい雰囲気になってきてどちらからとなく近付いて行く。
ただそんな時もお構いなしに話し掛けてくる空気の読めない奴がこの場にはいる。
「おい!近付くな!君なりの力で出來ることなんてたかが知れてる。僕ならどんなことがあろうとも必ず守れる。所詮君はその程度に過ぎない!余計なことをしないでくれ。樹さんもありがた迷だろ?」
まじでか?どうやったらあのタイミングで話し掛けてくることが出來るんだ。子供だって空気詠んで話し掛けてこないと思うよ。
「余計なことをしないでくれ」じゃないよ。お前が余計なことをしてるんだよ。
ちょっと樹ちゃんの方を見てみると、僕と見つめ合っていたのが恥ずかしいという表と、勇義がそこに割ってってきて腹が立っているという表が混ざっていて何とも言えない表になっている。
勇義は引いてくれないなんてどうすれば……。
気付けば回りにはクラスメイトが何人かいてこっちのことを気にしてる人もいるし……。
「ちょっと!勇義君なにしてるの!」
「どうかしたかな?水澤さん?君も僕のパーティーりたいのかな?水澤さんは樹さんの友達だしれてあげるよ?」
おい。沙耶さんに失禮すぎやしないか?する人の友達だかられてあげてやろうって言ってるようなもんじゃないか?
これには流石の沙耶もひきつった顔になってしまったが、直ぐに表を整えて話を続ける。
「あのね。パーティーを組む時の経験値のことやアイテムドロップのことを考えると三人でパーティーを組むのが一番効率的なの!勇義君にはもうパーティーの約束してる人がいるでしょ?」
確かに勇義の後ろには、勇義のパーティーメンバーと思われるクラスメイトが4人ほどいる。
ただ男比は0:10だけど……。
「確かに効率は重要かも知れないが、ここはダンジョンなんだ!実際に命の危険が有るところなんだ。僕のパーティーみたいに人は多い方がいい。」
その多い人のほとんどが、戦闘を行うときに勇義が一人で無雙するせいで、実戦経験が無くて足を引っ張るような気がするんだけど…………まあ、の子が怖いから絶対に口にはしないけど。
「そうなんだ?別に私達は三人で探索するだけで十分だと思うけど?
それに、夏蓮も私も月を頼りにしてパーティーにってるし、それだけじゃなくて一緒にいて楽しいからこのパーティーにってるの!別に勇義君と一緒にパーティーを組みたいけど、月で我慢してるみたいな考え方してないからね。」
「月君の前だからそう言わざるをえないんだね。僕は分かってるから…。」
そう言うと勇義は僕の方を見て言ってくる。
「くそ、なんで彼らにそんな酷いことが出來るんだ。今すぐパーティーを解散したまえ!」
うん、これは説得は不可能だな。
獨りで別の次元にでも行ってるんじゃないか?
もうし自分に都合の悪い話でもけれてほしい…………。
「もう!話にならない!とりあえず私達はこのメンバーでパーティーを組むから余計なことをしないでね。」
沙耶さんはそう言うと僕達二人の手を引いて広場の反対側まで勇義から離れた。  
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