《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》60話 [ヒール]

との戦いも一段落した頃にエミリア王から聲が聴こえてくる。

「そろそろ終わりにしましょう。今戦っている方は戦闘終了後に私のところに來て下さい。」

かれこれ5時間くらいは戦ってたかな?結構お腹も空いてきたし丁度良かった。

「はぁ~、やっと終わった。もう、蟲ばっかでもう気持ち悪すぎるよ。」

「そうね。ダンゴムシみたいなのとか緑が気持ち悪かった。」

流石に1日中蟲ばっかりってのは疲れたな。

小っさな蟲なら可いもんだけど1mくらいもあると流石にね。

「ケガされた方は居ませんか?」

「あっ!佐々木の転んでりむいてましたよ。まあそのくらいで重癥の奴は特にいませんね。」

「それは良かったです。佐々木様はパーティーに[ヒール]を使える人がいるようならその方に、もし居ないなら私のところに來て下さい。」

佐々木君はクラスの中でも結構ドシな奴だ。日本でも良く転ぶことも多かったし、ケガもその程度なら良かった。

佐々木君のパーティーメンバーには[ヒール]を使える人はいなかったようでエミリア王の方へ行っている。

「では[ヒール]。」

エミリア王が佐々木君の肘に魔法を掛けている。

「うお~~~~~~………………あれ?」

「どうかされましたか?」

「いや、傷が治ってないんですが?」

「はい。そうですけどそれが一どうしたんですか?」

「え![ヒール]って傷を直す魔法じゃないんですか?」

「えっとですね~。[ヒール]の効果はを活化されて力を回復させることだけです。まあ、を活化させるので傷の再生速度もしははやくなります。ですが所詮、そのまま放置しておくよりはマシと言ったところでしょう。」

「そうなんですか……。」

「もし傷そのものを治すとなると最低でも[エクスヒール]以上の魔法でなければなりません。腕一本治すなら國一番の使い手でも何とかなるか分からないほどですよ。まあ、男の子なんですから我慢してください。」

佐々木君は「トホホホ」と言っている。

それにしてもまさか[ヒール]にを再生する力がないとは、異世界だから多怪我しても不思議パワーで何とかなると思ってたけど、そんなの分かったら余計怪我するわけにはいかないな。

「それでは今からご飯にしましょうか。まあ、ご飯と言っても乾燥いパンなので準備することは殆どありません。」

今からはご飯を食べるので皆で集まっているところである。

流石に寢るたり、ご飯を食べたりしてるときは危険度があがるので明日以降もダンジョンにいる間は、皆で集まって過ごす予定なのだ。

「あっ!それと食材アイテムをドロップした人は教えて下さい。食材アイテムはあまり時間を置くと腐って価値が無くなってしまうので食べてしまいましょう。私に渡してくだされば私が調理しますので。

無論、自分達で料理しても構いませんし、他の方に譲渡しても構いません。ただ、ドロップ品の魔は地上で食べていたダンジョン以外の魔と違って下処理が完璧に行われた狀態でドロップするので宿で食べていた料理と比べるとかなり味しいですよ。」

基本的に魔がドロップしたら地上に持ち帰る前に腐るからダンジョンで食べるのか……。

そういえば僕らのパーティーはどんなアイテムがドロップしたんだっけ殆どを樹ちゃんが拾って直ぐに自分の]アイテムボックス]にれてたから全然知らないや。

まあ、聞いた話によると魔のドロップ率はそんなに高くないって話だし僕らのところにはないだろうけど、一応確認しておこう。

「ねぇ、樹ちゃん僕らはどんなアイテムをドロップし……た………の?」

樹ちゃんの方を見ると顔を引きつらせて僕の方を向いてきた。

「どうしようか………?魔ドロップしちゃってたんだけど…………。」

「ちょっと!私も殆ど見てなかったからどんなのがドロップしたか知らないんだけど何の魔なの?」

「私達は[高位鑑定]を持ってないからアイテム名を知りたいならエミリア王様に鑑定もらわないといけないけど、ビッグゴロンからドロップした魔で、見たじでは殻付きのだよ…………。取り敢えず[アイテムボックス]から出してみるね。」

    人が読んでいる<クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください