《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》61話 ゲテモノハンター

「じゃあお出すね。」

「お、おん。」

びびって「おん」 って言っちゃった。

そんなことを考えてる間にも樹ちゃんはおを[アイテムボックス]から出す作業を進めている。

「これがビックゴロンからドロップしたおだよ。」

う、うお?

なんか思った程はグロくないな。

見てみると黒い殻に明なが付いていて、殻付きの海老みたいなじか?

ただやっぱりでかいからちょっと遠慮したいかな?

「気持ち悪い!そんなの食べたくないよ!」

子二人の評判は僕以上に悪そうだ。

「で、これどうしようか?」

「誰かにあげることにしようよ。」

周りを見てみるが殆どの人がこの魔という食材の扱いに困っているようだ。

何人かの男子達だけは罰ゲーム覚で取り敢えず焼くだけ焼いてみているようだ。

この様子では魔け取って貰えないだろう。

「向こうを見たじだと、多分無理そうだけど。」

「やっぱり私達で食べるしかなさそうね。じゃんけんにしましょうか。」

「いやだょ~~、うぅ~~。」

樹ちゃんが嫌すぎて泣きそうだ。仕方ないな。

「僕が食べようか?」

「本當!ありがとう月!良かったじゃん夏蓮。これで食べなくて済むよ?」

「え、えーっと。ダンゴムシの魔なんだけどもうひとつドロップしてたんだけど…………。」

「「えっ!」」

パチ…パチ……バチッ!

「なんで私が~~!」

「沙耶さんが自分から言ったんじゃないですか。私が食べるよ!って。」

「だって泣きそうな顔で、すがってくるんだもん。可いすぎるじゃん。あんなのズルだよーー。」

結局あの後、沙耶さんが自分から「私が食べるよ~~」って泣き笑い顔で言ってた。

まあ、あのときの樹ちゃんは泣きそうなのを必死に堪えていたけど、堪えきれてなくてちょっと涙が出てて、凄い可かった。

僕でさえ、なんか嗜心的なものが出て來てしまったほどだ。

それで、沙耶さんが食べると言ったあとは「いいの?」と言わんばかりの顔で、「食べるからいいの。夏蓮は食べなくていいかり。」と答えると「ありがどうぅぅ~~。ほんどにありがどうぅ。」とまるで児退行したように言ってた。凄い可かった。

後悔はない。

ビックゴロンのは結局自分達で焼いて食べることになり今焼いているところなのだ。

「さぁ、焼けたよ~。なんか焼いたらエビだよ?」

沙耶さんはまだ地面でうずくまって落ち込んでる。

「うぅーん。まあ、確かに」

「いただきます…………。」

「ど、どうしたの?」

「めっちゃうまい!見た目からは想像出來ないよ。」

噛んだ瞬間にが溢れてきて、はプリップリで歯ごたえも抜群だ。正直日本にいた頃におせち料理で食べた伊勢海老よりも遙かにうまい。

隣で沙耶さんも食べている。

「うまい!味しすぎるよ~!」

やっぱり沙耶もうまいとじたのだろう、皿にあった魔はもう彼の口に吸い込まれてしまった。

「えぇ~、私は味しくても遠慮したいかな……。」

樹ちゃんは苦笑いだ。

まあ、沙耶さんみたいに旨ければ、直ぐに変わりして食べきってしまう人もいれば、味しくても口が進まない人もいるだろう。

僕も當然、前者だけどね!

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