あの後、４層・５層と順調にダンジョンを進んで言って遂に今日で10層に到達した。

[魔力視]はとても優秀なのか、ここまでの探索で見破れないトラップはなかった。

勇義も不安になるくらい何事もなくとても簡単にここまで來れた。

高橋達は時折何故か僕のことを焦らせるように言ってくる。もしかしたら僕が焦ってダンジョンでバカな戦い方をして怪我を負うことを期待しているのかもしれないな。

でも帰還の札がある以上例えその企みが功していても逃げれただろうけど。

この辺になると滅多に他の冒険者に會うことはなくなった。

今までの層は基本的に草や蟲、等の一般的な自然にいる生きばっかりだった。

そして今いるここ、10層ではこのダンジョンにって初のボス戦が待ちけている。