《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》251話 舊友

謎のから毆られたリリアはその衝撃をけ店の外に吹き飛ばされていった。

店の中の他の客達は面白がって囃し立てている。

「久しぶりじゃないジェシ。」

店の外の方にいるであろうリリアに謎のが聲を掛ける。

謎のは金髪に肩までびた髪、かなり重そうな鎧を纏っている。

シェシってのはリリアの昔の名前のシェシリーの略か?

「リリ姉になにを!!」

ニキスを含めうちのメンバーが殺気だっている。

正直僕も大切な彼であるリリアを毆られれば腹が立つ………が、恐らくはリリアの昔の知り合い。

ここは手を出さず様子を見るのがリリアのためかもしれない。

殺気立っているニキス達を手で制し、様子を見守る。

するとドアの外からリリアが木片を払いながら戻ってくる。

「ずいぶんな挨拶ですね。相変わらず貴は野蠻なです。貴のせいで向かいの素材貝取屋の壁がまた無くなってしまいましたよ。」

「ああ?そりゃシェシ、おめぇが躱さねぇのが悪ぃだろうよ。隨分鈍ってんな?昔のシェシなら躱せてただろ?あと向かいの素材屋は冒険者から金をぶんだくってるから大丈夫だ。」

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……結構仲が良かった友人なのか?それともケンカ友達なのか?

あと、向かいの店を壊すのはおもっきしアウトな。

「鈍ってるですか……、まあ、し戦闘覚は鈍っているのは自覚してますが、あの頃よりは強くなってますよ。」

「どうだかね?」

「まあ良いです。今の仲間も紹介したいですし、席に著きましょう。」

リリアが僕らの方に目配りしながら言った。

「ん?あぁ………。」

リリアに促され謎のが席に著こうとしたが、謎のは突然驚き、目を據わらせてリリアに質問する。

「おい……お前その背中のやつどういうつもりだよ。」

「あぁ、これは壊れてしまったので間借り品ですが、今私の使ってる剣です。後程アゼリアを探してお願いするつもりでしたが、丁度良かったです。貴にこの大剣の使い方を教えてほしいんですよ。我流にも限界がありましてね。」

なるほど………。

前にガレンディアで大剣使い方を教えてくれる人間に心當たりがあると言っていたがこの人のことか。

だが、その言葉を聞き、アゼリアと呼ばれていたは突然俯きかなくなる。

「どうしたんですかアゼリア?」

「………………………お前らが?…………」

聲が小さ過ぎて聞こえない。 

「てめぇらがシェシをわしたのか!!」

大聲をあげると共に近くにあった機をへし折ってしまった。

これには周囲に居た客も微々って店を出ていったり、二階や奧の方に逃げて言った。

「シェシは昔は職業適のない短剣を使ったり馬鹿なところはあるが二度も馬鹿をするほどじゃねぇ。お前らもそれなりには強そうな気配をじるがリリアの足を引っ張るんじゃねぇよ糞が。折角ライバルが帰ってきたと思ったのに、ここまで腑抜けられちゃつまんねえな。」

「撤回しなさい………。」

ひーっ!怖っ!リリアが笑ってるよ………。

エミリアもヒスイもニキスもラズリでさえしびびってる。

なのにアゼリアさんは躊躇いもなくリリアにケンカを売っていく。

「あっ!?なんだ?聞こえねぇよ。」

「私は良いですが、月様達……仲間を貶める様なことを言うのは赦しませんよ。」

リリアは背負っている大剣に手を掛ける。

「ふふ!様呼び!昔のシェシならそんなふざけたことしねぇだろうな。目を醒まさせてやるよ。」

アゼリアさんも背に持っている大剣に手を添える。

「何事だ!ケンカなら他所でやんなよ!」

店の奧の方からまた別の聲が聞こえる。

先程店の奧にってった冒険者が読んできた店の店主だろうか?

「ちっ!ババアが出てきやがった。……冷めたわ。帰る。………………もし今のシェシが強いことを証明したいなら武道會に出ることだな。そこでぶちのめして目を醒まさしてやるよ。」

アゼリアさんは急に怒りを修めて、機の上に金を奧と店を出てった。

それと同時に店の奧からの店員さんが出てくる。

40代くらいの人だ。若い頃はよっぽど人だったのが伝わってくる。

「今のは………アゼリアちゃんかな?あ~あぁ~………こんなにしちゃって。あの娘がこんなに暴れるなんて珍しいこともあるものね。懐かしいわ。」

奧から出てきた店員は散らばってしまった店を片付けている。

「あらごめんなさいな。新顔のお客さん。あの娘も最近はおとなしくて普段はこうじゃないんだけど………。ごめんなさいね。」

その店員のがリリアの方を見た瞬間に驚愕し、手に持っていた元機だったを床に落とす。

「シェシちゃん!良かった帰ってきてくれたのね。心配してたのよ。」

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