《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》254話萬工フレウラ

サバウさんに案された工場こうばの外観は大きさこそ大きいものの結構古そうな建でとてもじゃないがトップクラスの鍛治屋には見えない。

「すいませんフレウラさんいますか?」

「あっ、こんにちはサバウさん。師匠でしたら奧にいますのでお呼びしてきます。」

中は狹い空間に付のみ………爐や金床は奧かな?

付に居た若い男が建の奧に消えていく。

そしてしばらく経つと戻ってきた。

「師匠は今爐から離れられないようで、すいませんが中にお連れしろと。」

の奧にっていき、扉を開けると中からすごい熱気が!

中を見ると十個近い爐と20個近い金床、十數人の男達がいる。

部屋には金屬製の換気扇のようなものが幾つかあり、世界観が崩れていく気がした。

流石に電気はないだろうし、魔法世界特有のエネルギー、或いは原理に基づきいてるんだろうな。多分。

そして、この中で一際大きい爐の所に案される。

「おお、すまなかったなサバウの旦那。ちょいと今は手が離せなくてな。ちっと待ってくれや。」

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された場所には三十後半くらいのオッサンがいた。

なんかダンディーで良い年の取り方したってじの人で、バーとかでタバコ吸ってそう。

そのまま作業の様子を見學する。

フレウラさんは金屬材を爐で加熱しており、真っ赤になった金屬材をタガネで削っている。

その他の作業している人達は溶けた金屬を砂型にれていたり、グラインダーで金屬材を研磨していたりする。

グラインダーの力は、歯車が爐の上部の排熱筒に繋がっていて、廃棄する熱の上昇エネルギーを活用しているようだ。

これが、原始的な蒸気機関に當たるのかは分からないけど、ファンタジーが無くなっていく。思いの外近代的だ。

…………あれだな。昔意味もなく日本刀の製造工程とか、西洋剣について勉強してなかったら道すら分からなかった。

現代チートはなくとも僕レベルの知識量では殆ど無理かもしれない。その分野に専攻している高校生でギリギリ位なのかも。

そんなこんなで現代チートの有無について考察をしているうちにフレウラさんの作業は終わったらしい。

「すまんな。………所でそっちは?」

フレウラさんが僕らの方を見ながらサバウさんに訊ねる

「こちらは今後、私共ライナック商會をご贔屓にしてくださるお客様ですよ。」

「おいおい!オーダーメイドってことかよ?おりゃ自分が面白いってしか作りたかねぇんだがなぁ。まぁ、サバウの旦那には恩もあるし頼まれりゃしかたねぇがよ。」

「安心してください。こちらの方々の注文は一癖も二癖もあって気にると思いますよ。」

「あぁ?因みに注文は?」

「全てが相手がSSSランクの魔でも実踐用で通じる想定でアクセサリー3つうち1つは能力強化で、2つは守護や結界・最低でも重さ50kg以上の魔法電導率の高い大剣、あと出來れば魔法によって作しやすく、度・魔法電導率のある金屬材がしい。」

「ニキスは大型の魔にもダメージを與えられる短剣を!…………以前レヴィアタンのレディアと戦ったときは有効打が無かったので。」

「じゃあ私は樹屬と親和の高いロッドをお願いするわ。」

「私は店売りの品で今のところは間に合ってるので大丈夫です。」

「ムギムギギュ!ムギュー」

うん。

ラズリは何言ってるか分からないけど武も防もつかえないでしょ?

「あぁ?SSSランクだ?てめぇら鍛治舐めてんのか?持ち手の実力がなけりゃどんな良い武も腐るってもんだ。それにそんな業作るならそれ相応の素材と金がいる。てめぇらにそんな財力あるのかよ?」

「素材は持ち込みで。金の方は不要な素材を売って用意してください。必要ながあれば行ける範囲で取りに行きます。」

「おいおい………素材持ち込みって…………最低でもSランク級が幾らか必要だぞ?取り敢えず見せてみろ。その話し方ってことは[ボックス]持ちかなんかだろ?」

「了解。ここにだしますよ。」

島で倒した魔の爪・牙・骨・鱗・角・翼・皮・外格・核・木材・鉱石・結晶・寶石…………沢山の素材を出す。

取り敢えず出せる分だけ出した。まだこれでも全ての1/6くらいだ。

だが、その量は六畳一間が埋まるレベルだ。

「ちょっまて!この素材の量!それにこいつはキリンググリズリーの皮!?こっちはポイズンワイバーンの素材?それにクラーケンの烏賊骨にフェネクト古代樹材、これはエンシェントフェアリーバタフライの死か?………何れいずれもAランク以上の魔素材に匹敵する素材、中にはSSランクで更に老年期で傷もない素晴らしい素材まであるぞ。」

「噓ですよね!これ全部売ったらいったい何十萬ミスリルになるのでしょう!?フレウラさんの糞みたいに需要の偏った武と違い市場に流れれば一瞬で買い手のつくようなレベルの貴重な素材ばかり………………。」

「おい!サバウ!何口走ってんだ吹っ飛ばすぞ!…………それにしてもこいつらををいったいどうやって。」

「まぁ、全て倒して手しました。実力的には武を腐らせることもないと思いますが?」

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