《クラス転移で仲間外れ?僕だけ◯◯◯!》264話 食

「これ………デカ過ぎませんか?」

し迷子になりつつも街の人に道を聞きながらなんとかいつの間にか真っ暗になってしまった。

…………何とか付いたんだが………、それにしても冒険者ギルド………でかくね?

殿みたいなサイズだし、なんか他にもそれっぽいの何軒かあるし、この通りの建………冒険者ギルド直営武屋とか、そんなのばっかりだ。

「取り敢えずろうか?………ここで良いんだよね?」

「ええ……多分。」

なんか初めて都會に來た田舎民みたいだな。

「………お邪魔しまーす。」

おそるおそるると結構大きい広間がある。

Sランク以上付、Bランク以上付、Cランク以下付、食堂、酒場、訓練所……………たくさん看板がある。

「取り敢えず酒場か………?もう16時だし、早いやつらはもう呑んでるじゃないか?」

「酒場にしても、何店舗かあるみたいですよ。」

なになに?

チラシの容を要約すると、高級志向の店と、Aランク以上冒険者用、安酒、の3つってじだな。

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高級志向の店なんて趣味じゃないが、安酒の店に行ってあまり報を持ってない人ばかりでも困るか……。

だが、うちのパーティーにはAランクなんていない。

幸い、パーティーメンバーにAランク冒険者がいれば、それ意外の人でも使用可能のようだ。

「ここで話を聞けそうなAランク以上の冒険者を見つけて一緒にり、他の人にも聞くって方針で。」

ということで、先程から高ランクそうな人に聲を掛けるが、結構斷られる。

そもそもAランク以上の冒険者なんて一握り、ここが冒険者ギルド総本山だからSランクとかも普通にいるが、ガレンティアにはAランク冒険者は二人しか居なかった。

それに高ランク冒険者は、普段から冒険者ランクの低い人達からのいに辟易へきえきしているのかまともに取り合ってくれない。

「弱りましたね………。こんな様子では報なんて集まらないかもしれません。」

「ここはまず低ランクの冒険者から報を集めますか?知ってる人は低ランクでも知ってると思いますし。」

まあ、ガレンティアに居たビルさんとヘンリーさんのような事通の冒険者も居るには居るだろうが………その人がそう簡単には見つからないってことが問題なんだよな。

その點、冒険者ランクの高い奴は報を知ってるだろうから判斷が楽だ。

「何か騒がしいですね?」

エミリアさんの聲を聞き注意深く観察していると人々の流れがさっきまでと違う。

訓練所に行く人が増えていて、時折ボロボロになった人が運び出されていく。

「見に行きます?」

訓練所の方に向かおうとすると目の前の方から見たことのある人が歩いてきた。

「あぁ?お前らはシェシの……。まあいいお前ら酒に付き合えよ。」

ん……この人は…アゼリアさんだっけ?

この人はリリアの自稱ライバルだし、多分かなり上の冒険者だと思うしな………報集めにはなるかもな。

訓練所も気になるけどまあいいや。

「了解です。かわりに…この辺のんな事教えてくれますか?」

「……まあ、良いぞ。俺もお前らのこと気になってたしな。換しようぜ?」

特に何の問題もなくAランク以上用の酒場にる、それぞれ円形テーブルの席に座る?

「おい!注文頼む!」

アゼリアさんは早速店員を呼ぶ。

「リリアのお知り合いみたいですし、取り敢えず金は出しますので好きなの飲んでください。」

「ふーん。シェシのヤツ今はそんな名前を名乗ってんのか。」

あっ。マズったか?

いや、リリアなんて結構ありきたりな名前だ。それがバレたところでなんてこと無いか。

「……それにしても奢りか……そりゃ良い。」

ふふっ。

既にメニュー表は見て値段は確認済み。

し高級志向ではあるが、5人分ぐらいなら余裕だ。

素材も一部はサバウさんに買ってもらって結構な額もらってるしな。

「じゃっ、注文な。……こっから~ここまで、あとこれと、この辺のやつ。あとこのページのヤツ一つずつ。あとはステーキ6kg………あとは、鬼殺し一升頼む。取り敢えず俺はこれで良いわ。お前らは?」

っ!???

はっ?

この人どん注文してんだ?

「人の奢りで食う飯はいいなぁ。」

確信犯か!?

人間の食う量じゃないんだが!

………取り敢えず注文するか。

「おっ、米あるじゃん!ライス大盛りとステーキ400gと白銀ダイの蒸し焼きで。あとはハイボールで。」

いやー。

ガイドミル王城に居た頃に何度か食べて以來だ。

多分勇者の故郷の料理用に準備してたんだろうな。

ただ日本の食に慣れてるから、足りなかった。

そのくらいなら魔素材の旨さのゴリ押しで普通に料理した方が日本料理と比べずに住むから味しくじたんだろうけど、中途半端に日本料理だったから違和を凄いじたんだよな。

そのまま全員の注文を終える。

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