ダンジョンにってから三時間経った。

その間ゴーレム、獣型人形、木製人形等沢山の魔にあったが、まだ肝心の機械人形には出會ってない。

回りの様子は相も変わらず近未來的でメタリックなじだが、出てくる魔は野暮ったい見た目のゴーレムや、球関節人形ばかりで近未來的でない。

あの寫真に載ってた可いロボットメイドちゃんに逢いたいもんだ。

ここの魔は顔は人間をある程度模倣したような形だけど表もないし怖いよ。

「よっ！」

ゴーレムを思いっきり蹴り上げる。

いくら耐久型のゴーレムでも、筋力値一萬以上の僕の攻撃をけたなら々だ。

「些か順調過ぎますね。いくら私でもここまで冒険者Bランク級以上必須のダンジョン何て初めてりますが、普通はもっと危険な探索になるはずなのですが。」

「まあ、とはいえまだ表層だからな…………。ここからもうし難度は上がってくるだろうが………。」

倒したゴーレムの核を拾い[アイテムボックス]にれる。

ゴーレムや球関節人形はの中に核があり、これが急所らしい。

そして、この核は膨大なエネルギーを保有していて様々ことに活用できるそうだが、その核こそが一番の弱點な為、相當の強さがないと無傷の核は手にらないらしい。

…………[アイテムボックス]の中に數十個はあるなぁ……。

ラズリとかは好んで食べそうだし、あとであげよう。

………カタッ

突如後ろからした異音に僕とエミリアさんが振り向く。

そこにいたのは……人？………………いや、違う人形だ。

その人形はの四肢や顔に機械を思わせるような関節や繋ぎ目があるものの顔の構造は完璧に人間のそれ…………。

そして、こちらをしっかり眼でで見據え、瞬まばたきをした。

寫真で見たよりも何倍も人に近いそのきを予想していなかったエミリアさんはし揺しているように見える。

「侵者？………………………………敵勢力2……武……杖……魔法使イト判斷…モウ１………武不所持……………………………判斷不能……暫定的ニ魔法使イト判斷…。………対魔法使イ用プログラム起………。」

まさか話すのか！

って！どう考えてもそんな場合じゃない。

どう見ても敵対する相手の発言じゃないか！

敵の機械人形は箒しか持ってない用に見えるが………。

……ジャキッ！

なにっ！？

箒の先が外れ中から穂先が出てきた。

メイドロボット娘が箒に隠し槍なんてカッコいすぎる。なんて判ってる魔なんだ！

僕の中二心がざわついているがそれどころではない。

揺しているエミリアさんに向かって機械人形が攻撃する。

「………マズ１」

「危っ！！」

エミリアさんに向かってびていく箒槍の持ち手を蹴り飛ばす。

箒槍は機械人形の手を離れ10mほど先の壁に突き刺さる。

「………蹴リ………格闘………？………………近接攻撃ノ相手ト推察。………私ノ槍……飛バス…………強イ？…………」

「大丈夫ですかエミリアさん？」

「え…………、えぇ。し驚いてしまいました。ありがとうございます。」

機械人形は遠くに飛んでった箒槍を拾いに行ってる。

うむ。

可くてかっこいいメイド人形を壊すのは嫌だがまあ、仕方ない。

遠くに居る機械人形のところまで一瞬で間合いを詰める。

「………ッ！……………」

の読めない機械人形の目に驚きの表が宿った様に見えた。

「機械ってのは……水に弱いもんなんだよ！[水撃]………[波撃]！」

機械人形は箒槍でガードするが、僕の拳は箒槍をへし折り相手のに突き刺さる。

[波撃]で壊れた機械人形の中に[水撃]により拳に纏っていた水が侵していく。

「一撃デ槍ガ………推定強サ…レベル100オーバー？……測定不…能………………想……テイ……ガ……イ…………。」

機械人形はそのままかなくなった。

「この魔は一…………？」

「………分からない…………でも言葉の節々から一定の知能をじた。なくともただの魔じゃないの………か？」

「………えぇ。………………？言葉の節々………？月さんはあの魔言葉が分かるんですか？」

「何を言ってるんですか？」

「だから……あの魔言葉が月さんには分かるんですか？と聞いたんですが？」

なに？

「エミリアさんには分からないんですか？」

「えぇ。私にはさっぱり。高音でいて、どこか低い様な音を一定の法則で発しているようにはじてました。もしかしたら言語を話しているのかな？と推察してましたが、まさか本當に言語だとは。」

………今僕らがエミリアさんやリリアさんのようなこの世界の言語を話す人間と會話できるのはエミリアさんの持つ[異世界言語翻訳スキル付與]により、[異世界言語翻訳]のスキルを得ているから。

つまり、エミリアに聞こえないと言うことは…………。

「つまり、異世界………地球の言葉…いや、日本語か？…………いやでも日本語じゃなくてもエミリアさんの知らないこの世界の別言語と言う可能もあるのか？」

「いや、ないですよ。[異世界言語翻訳スキル付與]の効果はスキル保持者の使える言語のみを翻訳する効果しかありません。あくまでも月さん達異世界の方々がこの世界の言語で分かるものは人類語……これのみです。古代エルフ語や古代魔族語……舊人類語の類いは分からないはずです。」

「………つまりは、この機械人形が話している言語は………日本語。」