《俺を嫉妬させるなんていい度だ〜曹司からの過度な溺〜》のプライベート【5】

「芹奈さん、お手を」

咄嗟の判斷で、王子様のような笑顔を浮かべ跪き、芹に向かって手を差しべる。

こんなに目立っていては斷れない。

「ありがとう」

芹は、心では舌打ちしながら、何とか今の狀況を打破するべく嫌々手を取った。

「「「ギャ〜」」」

「「「ウォ〜」」」

周囲からは、絶と雄びの嵐。

「廉さん、芹奈さんこちらへ」

狀況を一番理解している駿が、こちらも咄嗟の判斷で狀況に合わせ、ふたりを守るSP風に登場した。

完全に周囲は、イベントの一環のパフォーマンスだと思った。暁の腕にそっと芹が腕を組み駿の先導で歩き出すと、周囲からはどよめきと歓聲と拍手が起こる。そして、カメラが次々に向けられる。

この狀況で寫真を撮るなとは言えず、駿は今後の対応を考え頭を抱えたい気持ちを隠し、SPを演じ出口に向かう。

途中騒ぎに気づいたイベントスタッフが、スタッフ用の控室の方に導してくれた。裏にり、三人同時に盛大にため息をついた。

「社長、何考えてるんですか?」

「ホントだ。暁、いい加減にしろ」

芹と駿が抗議する。

「はあ?芹が俺に嫉妬させるのが悪いんだろ?」

「「…」」

反省していないうえに、告白まがいのことを口にする暁に、芹と駿はポカンとしてしまう。

「あの〜、芹奈さんどういった狀況ですか?」

イベントの関係者から聲が掛かる。芹奈が來るだけで集客が上がるため、最初は個人的にコスプレして參加していたが、いつからかイベントに呼ばれる立場になっているのだ。

「ご迷をお掛けしてすみません。私にもどうしてこうなったか…」

芹は全く悪くないのだが、騒ぎになってしまったことに謝罪している。

「失禮ですがあなたは…」

イベント関係者は、暁に聲を掛けた。スーツを著ていて遊びに來たようには見えない。ハピカレの廉に似ていると騒がれていたが、廉のコスプレをしているようには全く見えない人を圧倒するオーラがある。

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