《俺を嫉妬させるなんていい度だ〜曹司からの過度な溺〜》彼のプライベート【6】
「お騒がせして申し訳ありません。私わたくし新城堂の社長書をしております、稗田と申します。この度は、新城がご迷をお掛けしました」
「エエッ!新城堂!社長書??」稗田に向かい驚きの聲をあげたスタッフの視線は、今度は暁に向けられる。
「し、し、社長??」
「ああ。新城だ」
「社長、謝罪してください」
「とんでもない。新城堂の社長様がイベントに來ていただけるなんて。私わたくし、コスプレ部門の責任者をしております、箕谷です。新城堂のゲームが大好きで。今日は、出店されているゲーム部門の視察ですか?」
「…」芹を追いかけて來たとは言いづらい。
「すみません。たまたま、近くで打合せがありまして、イベントのことは把握出來ていなかったのですが、何か今後の參考になるかと寄らせていただいたんです」駿が、瞬時にフォローする。
「そうなんですね。栄です。新城堂のブースは見ていかれますか?」
「いや、これ以上騒ぎを大きくするわけにはいかないので失禮する」
「そうですか…」
「芹を連れて帰っていいか?」
「「えっ!?」」芹と箕谷から驚きの聲がれる。
「ダメなのか?」
「芹奈さんとお知り合いですか?」
「芹はうちの社員だ」
箕谷は、コスプレイヤーの芹奈とは面識があるが、アルバイトではないので元までは知らなかった。
「そんなっ、私帰りません。まだ旬くんのところに行ってない…」
「昨日から、シュン、シュンって、シュンは何者だ」
「…」芹は答えない。
「新城社長、『ハピカレ』はご存知ですか?」
「知らなかったが、會場で廉とやらに似ていると言われ調べた」
「そうですね。確かに、登場人のイケメン三銃士の廉に似ておられる。その三銃士が、廉と旬と稜なんです。芹奈さんが夢中なのは、その三銃士の旬ですね」
「…旬とやらは、乙ゲームのキャラクターか…」
自分が嫉妬していた相手が彼氏でもなく、更には実在する人でもないことに、安堵と歓喜が駆け巡る。ニヤニヤが止まらない。
うちのダンナはぽっちゃり男子
ダンナからのお許しが出たので、書いてみることにしました。 「ぽっちゃり男子」であるうちのダンナの生態と、我が家の日常をのんびりと書いてゆく所存です。 難しい言葉なし。 関西弁。 おやつやすきま時間のお供に、のんびりお楽しみいただければ。 たまに挿絵が入ります。 ※カクヨム・アルファポリスにても同時公開しています。 挿絵のあるページのサブタイトルには、※を入れていきます。
8 72不器用な愛し方
あることがきっかけで幼馴染に逆らえなくなった亜衣。 本音を言えないまま一線を越え、捻れて拗れて2人はどこに辿り著く? シリアスでちょっと切ない初戀物語。 2022年10月15日更新で完結。 長いお話にお付き合い下さったみなさま、ありがとうございました。 また、違うお話でお會いできることを願って……感謝。
8 159狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執著愛〜
古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。 とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。 そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー 住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに觸れ惹かれていく美桜の行き著く先は……? ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ ✧天澤美桜•20歳✧ 古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様 ✧九條 尊•30歳✧ 誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社會の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心會の若頭 ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ *西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨ ※R描寫は割愛していますが、TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。 ※設定や登場する人物、団體、グループの名稱等全てフィクションです。 ※隨時概要含め本文の改稿や修正等をしています。文字數も調整しますのでご了承いただけると幸いです。 ✧22.5.26 連載開始〜7.15完結✧ ✧22.5 3.14 エブリスタ様にて先行公開✧ ■22.8.30より ノベルバ様のみの公開となります■
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初めて好きになった人は血の繋がった二歳年上のお兄ちゃんだった。私が世界で一番欲しいのはたった1つ。大好きなお兄ちゃんの「愛」。
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