《よくある?異世界語》よくある?しらばっくれ

食卓には、トロイ伯爵しかいなかった。まぁ、エリアスはまだ、著替えているだろう。朝は、あんなことが・・・とそこまで考えたところで、朝の出來事を鮮明に思い出してしまい、思わず顔が赤くなった。

そこを見逃す伯爵ではない。案の定トロイ伯爵はニヤニヤしながら、ぼくに

「なにかあったのかい?」

と尋ねてきた。

「べ、別に何もなかったよ」

ぼくはそう答えた。ごまかせて、ないねこれ。そうして、何があったか探ろうとする伯爵と誤魔化そうとするぼくの戦いははじまった。10分程経った頃、エリアスがやってきた。相変わらずぼくと伯爵は戦い続けていた。伯爵が、

「いやぁ、本當に何があったんだい」

と聞いた。それにビクッと反応した。もちろんエリアスが。いや、ぼくはもう聞き流しているからね。トロイ伯爵はそれを見逃さなかった。ぼくからは、何も得られないと判斷し、エリアスに、狙いをさだめたのだ。とはいえ、普段の伯爵から判斷するにいきなり何があったかを聞きにはいかないで、普通の會話から徐々に質問に移っていくつもりなんだろう。くっ、なんとか質問の邪魔をしなくては。と考えていると、トロイ伯爵が、

「おはよう、エリアスよく眠れたかい?」

と尋ねた。っつ、しまった。案の定エリアスは真っ赤になっている。伯爵は、その反応にし驚いたようであるが、すぐに何があったかを推測したようだ。

「なるほど、ユウ君と一緒に寢ていたとかかな?これは、お祝いしなきゃ、ってうわ!」

話の途中で、水の球が伯爵に向かって飛んできた。飛んできた方向を見ると顔をこれでもかというくらいに真っ赤にしたエリアスが。続いて、彼は手元に今度は水の矢をうかべた。それには、伯爵も慌てて、

「悪かった、エリアス。だから落ち著け、なっ」

と早口に言っていた。ぼくは自業自得だと思った。

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