よく考えたら、一緒に溫泉にってるってなかなかだと思うんだ。溫泉から出て気がつきました。完全に覚が麻痺してきてるな。うん、もうどうにでもなれー。朝食を済ませてから、ぼくたちは出発した。久しぶりに起きています。道中の風景を目に焼き付けていきましょう。そんなこんなで夕食です。目に焼き付けたものを思い返して見ましょう。馬車から顔を出して涼むエリアス、気持ちよさそうに差し込むをするリーフェ、ぼくとのお話で楽しそうに笑う二人の笑顔、お晝ご飯を味しそうに食べる二人の顔、真剣な顔でぼくに回復魔法をかけるエリアス。・・・あれ？風景描寫がないぞ、あれれ〜、おかしいぞー。まっ、正直な話、見渡しても、道と草原と、たまにくる魔くらいだからね。そんな旅を続けること3日次の溫泉に著いた。なお、夜は、ちゃんと眠れるようになりました。よかったよかった。よかった？よね。なんていうか、道中何もないから不安になってくる。何か起こるんじゃないかってね。ここでも溫泉にり、次の日から別の溫泉へ向かう、そんなことを繰り返して、3週間ほど経った頃、ぼくたちは、7つ目の溫泉に來た。

「ところで、なんで７箇所全部回ったの？」

「えっと、場所によって魔力の質が違いまして、それゆえに、効能も違うらしいですよ。ユウさんのの狀態だと全部回った方がいいですからね。」

「ま、そりゃそうだね。ここまでボロボロだったら。」

そのとき、大きな音とともに、地面が揺れた。くっ、旅の間は何もないと思ったのにここに來て。地面が割れて、そこからナニカが出てきた。