僕は、白い空間を漂っていた。そうして、どれだけの時間が経っただろうか？突然が引っ張られた覚がして、何かに導かれるかのようにが流されていく。そしてで3日ほど経過した頃、ようやく、が止まった。

『・・・・・・・・・』

頭の中に、何かよくわからない膨大なイメージが流れこんできた。途中でガチャンと、何か、鎖が外れたような気がした。その音と同時に、徐々にが浮かび上がっていく。そして、白い空間は崩壊した。

僕は、目を覚ました。ここは・・・どうやら、神聖國の神殿の僕がいた部屋のようだ。たぶん。僕は、ベッドからなんとか、起き上がり、部屋を出ると、壁づたいに歩き始めた。し歩いていると、

「ユウくん！？」

サナさんに會った。そして、サナさんは、僕を抱きしめ、泣き出した。僕は狼狽えつつも、サナさんを抱きしめ返し、泣き止むまで、頭をで続けた。

「サナ、どうし・・た・・・ユウ！」

「ユウさん！」

サナさんの聲に、エリアスとリーフェもやってきて、サナさんと同じように、僕に泣きながら抱きついてきた。サナさんと同じようにでたいのだが、手が足りないので、とりあえず、なされるがままになっている。ってあれ？どうやら、サナさんは泣き疲れて眠ってしまったようだ。なんて思っていると、右と左の肩が重くなった。リーフェと、エリアスもか。とりあえず、部屋に連れて帰るか。

よし、頑張ろう。