《よくある?異世界語》リーフェの魔法教室 その2

「まず、空気中の魔力を使用するもの、これは、照明の魔道などに使われており、空気中の魔力を貯めるという魔法陣が描かれています。地中の場合は、地脈から、魔力を吸いあげるという魔法陣が描かれています。あ、ちなみに、地脈とは、地中にある、魔力の流れのことで、その魔力は、『英雄の湯』や、世界樹といった場所から、湧き出ているんですよ。」

「なるほど、だから、魔力濃度が高いのか。ところで、空気中の魔力には流れってないの?」

「ありますよ。ですが、ただし雲よりもさらに上にあるので、そこから、魔力を得るなんてことはしないんですよ。ただ、一部の龍などは、その流れに沿って飛ぶことで長時間の飛行を可能にしているらしいですけど。」

「ん?どうゆうこと?」

「ああ、龍のような、巨大な生は、翼に魔力を集めて、空を飛ぶんですよ。」

「そういえば、空を飛ぼうと思った時、羽に神力が集まっていくのをじたような気がする。まあ、結局飛べなかったけど。」

「ふふ、いずれ飛べるようになりますよ。話を戻して、翼に魔力を集めて飛ぶわけですから、しずつ魔力を消費していくんですよ。特に、龍ほど大きいと、かなりの魔力を使うわけですから、魔力をできる限り回復させながら飛ぶわけです。魔力濃度が高い場所では魔力の回復速度が速くなるので、結果的にその流れに沿って空を飛ぶことになるらしいです。」

「へえ、なるほどねー、ん?もしも仮に、空気中の魔力の流れを取り込む魔法陣があるとするなら、たとえば、空に浮かぶ城とかあるかも!どう?」

「空に浮かぶ城ですか。そんな話は聞いたことがありませんね。」

それを聞いて僕はしがっかりした。

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