《よくある?異世界語》よくある?記憶と思い出

ユウ視點

鯨が去っていくのを見ると、続いて僕の目に映ったのは夕日の映える水面でした。

「うわぁ!」

「・・・」

「・・・これは、言葉が出なくなるね。」

「・・・そうですね・・・。世の中にこんなに綺麗な景があったんですね。・・・私が見てきた景の中でも三番目に印象に殘る風景です。」

「そうなの?サナ?じゃあ、二位と一位は?」

「二位は・・・神殿で聖としての祝福をけた時ですね。教會中のステンドガラスが、り輝いて、それはそれは綺麗だったことを覚えています。」

「へえ、なら、一位は?」

「それはもちろん。」

「・・・もちろん?」

「もちろん、ユウくんとの結婚式のときの景に決まっているじゃないですか。他の何を忘れようともそれだけは決して忘れない。そんな景です。」

「・・・なんていうか、照れるなぁ。」

「そんなユウさんが一番印象に殘っている風景は?ちなみに私も、結婚式が一番です!」

「・・・僕も、結婚式でみんなを見たときの衝撃は今でも鮮明に覚えているよ。きっと・・・いや、絶対に褪せることはない。絶対に忘れない記憶として、心に刻まれているから。」

「だけど、こういう記憶も心の中にきっちり殘していきたいですね。」

「・・・みんなと一緒にいる記憶は全て忘れないよ。たとえ、何十、何百、何千、何萬年経とうがね。」

「・・・ですね。私もです。」

ただ、覚えていても、それはあくまで思い出だからね。・・・まあ、ずっとみんなでこんな風に楽しんでいきたいな。うん。

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