《よくある?異世界語》よくある?全力・・・

ユウ視點

ストラさんが切り裂いた手はしかしすぐに再生してしまいました。なお、切り裂かれ宙を舞った手の切れ端は風に溶けるように消えてしまいました。

「ふーん、まあ、仮にも元神なんだから一片とはいえども、しぶといわね。・・・ならば再生できなくなるまで切り刻むのみ。」

ストラさんはそう言って鎌を右に左に上に下にと僕の目でも追えないほどの速度で次々と振るっています。僕は千切れ飛ぶ手の切れ端を見ることでようやく理解できる・・・というほどの速度で・・・

「あ、あれ?もしかして、ルクスさんって戦ったとき本気出していなかったの?!」

「・・・ええ。まあ、全力というわけではなかったわね。自の力を抑えるようなスキルを使っていたわよ。・・・まあ、そうでもしないと、今の揺らいでいる世界にはちょっと影響が大きすぎるからね。」

「・・・ちなみに、全力だとどれくらいになるのですか?」

「・・・およそ、十倍くらいかしらね。」

「・・・いつになったら追いつけるのやら・・・。」

いや、本當に僕よりも強い人は多すぎて・・・別にそれは構わないけど、いつもこんな風に頼ってしまうっていうのも問題だよね。・・・どうせならみんなのことは自分の力で守りたいし。・・・どうすればいいんでしょうね。

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