ユウ視點

「いきなり飛び出すから下のたちはみな、心配していたぞ。・・・なにやら恐ろしい、気配もしたしな。」

「心配していてくれたの？それはどうも。・・・まあ、それに関しては解決したし・・・いや、僕の力ではないけど・・・まあ、たぶん、あれが天空島が転移した理由だったんだろうね。」

「なるほどな。」

「うん。・・・さて、じゃあ、さっさと下に戻りますか。」

「その方がいいだろうな。」

というわけで僕はみんなの元へ帰りました。

「ただいま。みんな。」

「おかえりなさい。ユウ。・・・なにがあったの？」

「・・・あれ？リアラちゃんから聞いてないの？」

「・・・え？私ですか〜？」

「・・・あれ？リアラちゃんも知らなかったのか。・・・えっとね。なんか、悪い神様のかけらが來ていたんだよ。」

「・・・そ、それは大丈夫だったのでしょうか？！」

「・・・ん？・・・ああ、僕は時間稼ぎをしていただけだしね。・・・ストラさんがやってきて片付けてくれたよ。」

「ストラ母さまがですか〜？」

「うん。」

「でしたら〜、討ちらしってこともなさそうですね〜。」

「まあ、そうだろうね。・・・まあ、そんなわけで無事だよ。」

「・・・怪我がなくてよかったです・・・。」

「・・・ただ・・・前に戦ったときのルクスさんが全力じゃなかった・・・十倍くらいは強いって聞いて・・・し、びっくりしてるよ。」

僕のその言葉にリアラちゃん以外のみんなも驚いていました。まあ、たしかにかなり強かったからね。