《よくある?異世界語》よくある?迎えが來るまで

ユウ視點

「おお、ユウ殿。おかえりになさったか。」

「ええ。・・・えっと、造船見學は興味深かったですし、船に乗るのは船酔いが酷かったため、だいたいずっと空を飛んでいることになりましたけど、楽しかったですよ。」

「そう言っていただけるとありがたいのう。・・・海底國家ティアードとの話し合いも終わり、どうやら、近いうちに迎えのものを寄越すとのことだ。・・・じゃが、ティアードは名前の通り、海底にあるからの。行くための準備が必要になるが・・・。」

「あ、ちゃんと、それ用の道は持っていますので大丈夫です。」

「そうか。それは良かった。」

「ちなみに、この國ではどうしているのですか?」

「ティアード首都の近くまで船で行き、そこに來ていただいているのじゃよ。」

「へえ。そうなのですか。」

「うむ。魔法によりしの間なら海の中でも息をすることはできるのじゃがな。・・・魔力の問題で最短距離だとしても、とても、首都までにはたどり著けんからの。」

「ああ、なるほど。」

・・・それこそ、護衛も必要だし、その分って考えたらもう不可能だろうね。確かに。

「まあ、そういうわけじゃから、あと數日この街で待っていただけるかの?」

「ええ。わかりました。この街の海産を楽しませていただきますね。」

僕はそう言って話を締めくくりにかかり、そして、しして、お城から外へ出ました。・・・さて、數日ってどれくらいなんだろうね。

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