ユウ視點

「・・・えっと、準備が出來たら、転移で連れていきますよ・・・。」

「よし！すぐに行こう！！」

「ダメです！！まだ準備が終わっておりませんし、誰が付いていくかも決まっておりません！！」

「・・・む・・・確かに調査するには道が必要だな。よし、はやく準備を・・・あと、付いていくのはお前でいいだろ。」

「流石に私がいなくなったら・・・。」

「・・・ケール様、行ってください。」

「大丈夫です。こちらできちんと仕事は処理しておきますから。」

「こちらのことは心配なさらずに行ってください。私たちはケール様の元できちんと仕事を覚えましたから、心配していただかなくても大丈夫です。」

「・・・わかりました。それでは、あなた方を信用します。頑張ってくださいね。」

「はい！！(よし！王様の相手を押し付けられずに済んだ！)」

・・・な、なんか心の聲が聞こえてくるんだけど・・・そして、ケールさんだけ気づいてない！？・・・なんか涙ぐんじゃってるよ！！

「・・・えっと・・・。」

「・・・ほら、今までは、ね。他のものが付いていってたんだけどね・・・。まあ、その、大変さを思い知ったんだろうね。・・・それなら、まだ、大臣抜きで、仕事をした方が簡単だってわかっちゃったんだよ。」

「・・・まあ、言わないでおきましょう。」

・・・なんか、心配になってくるなぁ・・・。