ユウ視點

「よし、準備は終わったかの？！」

「まだです！もうし待ちなさい！」

「ええ・・・。」

「そんなにすぐに準備ができるわけないでしょう！」

「・・・はやく・・・。」

「しくらいまてないんですか・・・。」

「うむ、待てないの。」

「威張って言わないでください！！」

「・・・仕方あるまい。・・・英雄殿、奧方とともに食事でもどうかの？」

「・・・まあ、どうせすぐには終わりませんからその方がいいかもしれないか。・・・ユウ殿どうですかな？」

「・・・それでしたら、いただかせていただきます。」

「ええ。こちらへどうぞ。お口に合えば良いのですが。」

「一応、この國の町で食事はしたことがありますので大丈夫ですよ。・・・あ、國の許可とか必要だったりしましたか・・・？」

「・・・いえ、大丈夫です。そもそも、この國は他國の領海・・・の下の海底も領土に含まれていますからね。」

「・・・え？そうなんですか？！」

「はい。実はそうなのですよ。」

「それで、爭いとかは起こらないのですか？」

「起きても、陸の人は海では無力ですからね。それに、海の防衛の協力という形で國際的にきちんと納得していただいておりますから。」

・・・地球じゃ考えられないね。南鳥島だったっけ？あそこが失われると排他的経済水域が・・・ってことで、護岸工事とかしているんじゃなかったっけ？海底資源も重要だしね。・・・うん、地球じゃ無理だな。