ユウ視點

「どうする？今日は早めに寢ておいて生活リズムを直しておいたほうがいいかもよ？」

「・・・うーん、まあ、確かにそうかもな・・・。よし、じゃあ、今日は休むことにするよ。・・・俺が今泊まっている宿はすぐそこの宿なんだけど・・・迎えに來てくれるか？」

「もちろんいいよ。寢ているようだったら起こすね。」

「おう、助かる。・・・それじゃあ、おやすみ。」

「・・・さっきまで寢ていたんだよね。・・・寢れるの？」

「平気平気。お腹が空いたりすることがなければ一日中寢ていたいくらいだしね。」

「・・・・・・。」

「いや、前に、起きたら記憶にある日時から三日くらい経っていたことがあってさ。・・・あの時は空腹も渇きも酷くて、大変だったな。・・・いや、大丈夫。一年に何回かしかないからさ。」

「・・・ちょっと待って？！寧ろ、一年に何度かは三日くらいぶっ続けで眠ることがあるの！？・・・ほ、本當に明日起きれるんだよね・・・。」

・・・いや、本當に寢すぎでしょ・・・はあ、明日が心配だな・・・。

「大丈夫。流石に人と待ち合わせをしていたりするときはちゃんと起きれるから。」

「・・・そうなの？」

「もちろん。だから、心配しないでくれ。」

そうして別れて、次の日、案の定彼は寢坊してしまいました。