《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》5話 ナビ
「なんか凄そうな能力を取得したな.......」
名前に"神"と付いているスキルは天でさえ持っていなかったものだ。
もしかしたらチート級のスキルなのかもしれないとワクワクしながら、能力の検証を行うことにした。
そして【叡智之神】の細かい能力を調べようと思ったところで、頭の中から鈴のようなしい聲が響いてきた。
『マスターこんばんは。私は固有スキル【叡智之神】です』
「うおっ!?」
まさかスキルが言葉を話すとは思わず、俺は聲を上げてベッドから転げ落ちてしまう。
「え.......は?スキルが喋った?」
生まれ落ちて10數年.......俺は殺し屋としてんなものを見てきたが、今のはこれまでの人生で一、二を爭うほどの驚きだ。
『ちなみに頭の中で會話が出來るので聲に出さなくても大丈夫ですよ』
『あ、はい。これは丁寧にどうも』
わざわざ聞いてもいない事を教えてくれたので、思わず敬語で返事を返してしまった。
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"マスター"って呼ばれたから俺が主人って事だよな?
『天草 優真様は私を想像して下さいました。言うなれば私の父、もしくは神のような存在。そんな畏まる必要はございません』
『.......俺が神とか父のような存在ってのは否定させてもらうけど.......まぁ、取り敢えず分かった』
この歳で娘持ちは嫌だぞ。
『そういえば名前はなんだ?』
『ありません。なのでマスターが付けてくれませんか?』
スキルなのに自我があるのか?
普通に名付けの要求をされてしまった。
名前が無いと不便だし、そんくらい別に構わないけど.......明らかに人間が持っていいような能力ではない気がする。
まぁ、手にったもんは仕方ねぇし考えるのはやめにしようか。
『分かった.......』
思わず了承してしまったのは良いものの、俺はネーミングセンスが絶的なので、これが切っ掛けで嫌われてしまったら困るな。
変に考え過ぎて珍妙な名前になってしまったらダメだから、シンプルに考えよう。
「んー.......ナビってのはどうだ?』
.......うん、安直過ぎるな。
車とかに付いてるナビゲーターが最初に思い浮かんだので、略して"ナビ"にしたのだが、さすがの俺でもコレはまずいと思う。
『わり。安直すぎるよな。もうし考えてみるわ』
これからお世話になる相手に失禮だと思い、一言だけ謝罪の言葉を述べてから、もう一度考え始めた。
『いえ、その名前が良いです』
『そ、そう?なら良いけど』
『はい。これから私は"ナビ"と名乗ります』
『おう。これから宜しくな』
『はい。よろしくお願いします』
気のせいかもしれないが、ナビから嬉しそうなをじ取った。
綺麗な聲でもあるのだが、機械的な聲でもあるからと言った人間らしい部分はないと思ったのだけど、意外と人間らしいのかもしれない。
『そんで何ができるんだ?』
俺は【叡智之神】の能力が分からないので、詳しい容をナビに聞いた。
俺のイメージで作られたスキルだから大の予想はつくけど、さすがに言葉を話すとは思っていなかったので、他にも能力があるのかもしれない。
『固有スキル【叡智之神】の能力は、魔法やスキルを解析して取得、スキルを統合して新しいスキルにする事、対象の鑑定や世界の記録にアクセスして報を引き出したりも出來ます』
『ほとんどイメージどうりだな.......でも』
魔法やスキルをコピー出來るとは予想外だ。
もちろん良い意味でな。
『この城にいる人達が持ってる魔法とスキルを解析して取得をしておく事は出來るか?』
『可能です。ですが、実際に見た方が解析できる速度は早いです。しかし固有スキル以外なら見なくても3秒程度で解析できます。実際に見たら固有スキルでも一瞬で取得できます』
つまり天の【聖剣召喚】もコピー出來るってことだよな.......いかんぞ。
このスキルはバレたらあかんやつやん。
『.......とりあえず、この世界で必要な知識をにつけられるまでは寢ずに勉強するか。改めて、これからよろしくな。』
『はい。マスター』
そして俺は徹夜で、この世界で生きていく上で必要な知識を頭の中に叩き込んだ。
久しぶりに勉強したせいか途中で頭痛がしたけど、なんかナビが『報の整理をします』って言った瞬間、頭の中がスッキリした。
うん、やっぱりチートだわ。
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