《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》16話 試練の終わり

「「はぁぁぁぁ!」」

化けと化け戦いが続行された。そして拳と拳を合わせる度に世界に亀裂が走り、文字通りの世界の崩壊が始まっていた。そして天界でとある神が優真達の戦いを見ていた…

「ふふふ、この子すごく強いね。さすが前の世界からの僕のお気にりだね。この分だと、あとしで會えそうだ。楽しみだなー。」

時間が経つにつれて、優真とアモンの戦いの激しさが増していた。

「オラァァっ!そこだ!」

「ふはははは!楽しいぞ優真よ!もっとだ!もっと!」

俺が、わざと隙を作り、そこにアモンが拳を放ってきた。だが、それを避けてアモンの腕を摑み、避けられないようにした後、凄い威力の拳をアモンの腹に向かって放った。

それと同時に空間に亀裂が走り、周りの空間を吸い込んでいった。それに巻き込まれて俺は拳を放った腕が吸い込まれ、アモンは終焉スキルラグナロクを発させて防いだ。

ナビあいつの終焉スキルは解析できたか?

『はい。出來ました。もちろん取得も出來ましたよ。』

俺は初めてアモンのステータスを見た時に終焉スキルを解析して、解析の完了を待つのに約400年かけたのだ。

よくやった!ナビ絶対に勝って生きるぞ!

『もちろんです。マスターが負けるなんて有り得ないです。必ず勝ちましょう。』

「相談は終わったか?」

「まさかナビの事までバレてたとはな。それじゃあ、次で終わりにする!終焉スキル発!」

「ほぉ…我のスキルを解析したか。なら我も行くぞ!」

「「終焉魔法 神話の終焉エンドミソロジー!」」

俺とアモンは魔法名を唱えるのと同時に右手を前に出し、ドス黒い線を放った。

クソっ!し俺が押されている。いくら俺でも、あれをくらったら死んじまう…ここまで來て死ぬのか?

「グゥゥ、まだだ…まだまだ上げるぞぉ!はぁぁぁぁ!」

そして、アモンが一気に魔法に注ぎ込んでいる魔力を増やし、優真を押し始めた。

「ぐぅっ!.......そう言えば俺はろくな人生を送ってないな…」

その時、優真の頭の中で走馬燈が流れた。そして、とても懐かしく、1番聞きたかった人の聲が聞こえた。それは優真の大切な人が死ぬ直前に言った最後の言葉である。

―生きて…そして幸せになって…

一番大切な人との約束を思い出し、俺も魔法に注ぎ込んでいる魔力を増やした。

「そうだっ…俺は死ねない…俺は!死ぬ訳には行かないんだ!はぁぁぁぁ!」

そして久しぶりに頭の中に無機質な聲が響いた。

『最強の卵が孵化しました。よって死之神イラーアルマウトを取得します。』

久しぶりだな…この覚。周りが遅く見えて、こんな危険な時でも落ち著いていられる。殺し屋時代に戻ったみたいだ。

「ん?なんか雰囲気が変わったな…まぁいい。」

優真の雰囲気が変わった事に気付くことが出來たが、アモンはあまり気にせずにトドメを刺しにいった。

「これで終わりだぁぁ!」

その時、1人の年の聲が響いた…

「死神スキル言霊発【死ね】」

その瞬間、周りにあるエネルギーが全て言葉通り全て死んで消えた。

「な、なんだこれは!?貴様なにをした!」

「お前は、さっきから戦闘中に喋ってばかりだな。しは黙れないのか?まぁ、もう終わらせるからいいか。」

「何を言っているんd」

「死魔法デスレイン」

そしてアモンが纏っていた終焉エネルギーさえも貫き、魂を消滅させた。

「やっと終わったな。しかも終わり方が呆気ない…まぁいっか!それじゃあ、さっさとダンジョンクリアしちゃおっと。」

そう言って俺は試練の間から出た。

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