「來たか…アルテ様の言う通りだったな。彼の者達を出迎える準備をしろ。」

巨大な玉座に座っている大男が周りにいる者たちに命令をした。そして命令をけた配下らしき者たちは「はっ！」と返事をした。

優真達がゲートにる前、ある者達が優真達を出迎える準備をしていた。

◇

「ここが霊の庭園か。とても綺麗な場所だな…」

「綺麗…」

今、俺達は霊の庭園にいる。そこには沢山の小さくて可らしい霊が沢山飛んでいて、緑かな場所が広がっていた。

そして霊達は、ここに來る人間が珍しいからか優真とミーシャの周りを、ふわふわと飛んでいた。

「お待ちしておりました。優真様。ミーシャ様。我が王がお待ちです。」

「俺達が來る事を知ってたのか。それじゃあ案頼む。」

「分かりました。申し訳ありません。自己紹介が遅れました。私は霊王様の専屬執事をしております。セバスチャンと申します。」

「おう。よろしくな。」

「よろしく。」

そして優真達はセバスチャンに霊王の場所に案された。

◇

「霊王様、優真様とミーシャ様をお連れしました。」

「ご苦労だ。セバスチャン。下がって良いぞ。」

そしてセバスチャンは一禮し、言われた通りに下がった。

「あのおっさん、セバスチャンって言うのか。テンプレな名前だな。」

と、1人でくだらないことを呟いていたら、目の前にいる王のような人に話しかけられた。

「ようこそ。遠くからはるばる來てくださいました。そしてこんな見下ろす形になってしまい申し訳ありません。優真様、ミーシャ様。」

今、優真達の目の前には巨大な椅子に座った巨人の様な人がいた。そして、その巨人の様な人が霊王だ。だが決して巨人族ではなく霊族なので間違えないように。

「それって俺が神族だから敬語を使ってるのか？だったら使わなくてもいいぞ。それに見下ろされても見下されてるわけじゃないなら別に構わない。」

「私は神族じゃないからいらない。」

「ありがとうございます。ミーシャ様は優真様の人なので敬語を使っていたのですが、そういう事なら分かりました。ゴホン…こんなじの喋り方で良いか？」

と言って、霊王の話し方がかなりフランクなじになった。長生きしてるからなのか、順応するのが早いようだ。

「あぁ、それで構わない。それで、あんたに用があって來たんだが、なんの事だか分かるか？」

「あぁ。もちろんだ。だが、その前に優真に會いたいという方がいるから、そっちを先にしてもいいか？」

「構わないぞ。かなり急いできたからな。時間も余ってる。」

「謝する。」

と霊王が言った後、優真達の頭上から凄いプレッシャーが放たれた…そして、そこから現れてきたのは小さなの子だった。