《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》34話 國王
謁見の間の扉が開かれて優真達が中にっていった。そして真ん中にあるカーペットをし歩いたところで止まった。
真ん中に國王が座っていて、右に王妃、左に王が座っていた。
もちろん俺達は跪いていない。
「ここまで來てくれたこと謝する。それ.......」
國王が話している時、周りにいる貴族たちが騒ぎ始めた。
「貴様!國王様の前でなぜ跪かない!?無禮であるぞ!」
いや、お前が無禮だろ.......
「ワシが話してるんだが…」
「このお方はアルベルト・べネスティア國王陛下であるぞ!」
あ.......また、國王の話を遮ってる。
見ていて面白かったので俺は笑いを堪えた。
「いや知らんよ。なんで俺が跪かなきゃなんねぇんだよ。呼んだのそっちだろ。」
そう言ったら、周りの貴族が更に騒ぎ出した。優真達に対して「無禮者!」や「平民の分際が!」などと言っている。
「良い!ワシが呼んだのだそれくらい構わない。」
と言って、國王は黙らせようとした。
しかし、貴族は黙ろうとせず「しかし.......」と言って反論しようとした。
「ワシは良いと言ったのだ。」
國王は人を殺せそうな程、目を鋭くさせ、貴族を睨んだ。
そして俺は心した。
何故なら、俺が今まで見てきた権力者たちは、私利私のために人を簡単に殺めたり、おのがのためならどんな事でもする外道共ばかりだからだ。
へぇ…これは本當に謝のために呼んだのか.......まぁ勧とかもあるんだろうが。
「すまぬな。この者達が無禮を働いた。」
と言って、國王という立場もありながら俺たちに謝罪した。
「気にしてねぇからいいよ。」
「謝する。それでは話を戻すが、魔王を討伐したのは優真殿であっているか?」
「俺が倒した。」
迷いなく優真がはっきり答えたら、また周りがざわめき出した。
「そうか。それで報酬は何がいい?なんでも言うが良い。この國.......いや、それだけではない。世界を救ってくれたのだがらな。」
「それじゃあ、この街にある出來るだけ大きい屋敷をくれ。」
「そ、それだけか?魔王を倒したんだぞ?もっと他にもないのか?さすがになすぎるぞ。」
「別に魔王とか大して強くなかったし、なんの苦労もせずに、たくさん貰うのは気が引けるんだが…」
実際、あの魔王は歴代の魔王たちと比べたら圧倒的に弱いだろう。
「そ、そうか…魔王は大して強くなかったのか…」
と言って國王はし引いた。
「あ!それでは冒険者ランクをEXランクに上げるのはどうだ?歴史上初だぞ!」
「んじゃ、それでいいよ。」
面倒なので俺は適當に了承した。
「軽いな.......うむ!分かった。これで謁見は終わりにする!優真殿よ。この後、まだ話せるか?個室で話したいんだが…」
「構わねぇよ。」
「謝する。」
國王はまた頭を下げ、そして謁見は幕を閉じた。
◇
現在、俺達は王城の客室にいる。
ここには優真、ミーシャ、アルテ、國王、王妃、王がいる。
「それで俺に何の用だ?」
「その前に…俺は合格か?」
と言って、國王はニヤリと笑った。誰もいない時はフランクな喋り方になるのだろうか。人がいる時はもちろんしないだろうが。
「合格ってどういう事ですか?あ、私はミルティア・べネスティアと言います。よろしくお願いします。」
ミルティアは父の言葉に疑問を持ちながら、さりげなく自己紹介した。
「気づいてたのかよ。まぁ合格だ。」
「やっぱりな。わざと跪かなかったり俺を観察するような事をしてたから、試されてると思ってな。まさか國王である俺が試されるとは思わなかった。こんなこと初めてだ。」
と言って、また笑った。
「この國は治安もいいし、いい國だからなここに拠點でも置こうと思ってたんだが、國のトップがの小さい人間だったら、この國をすぐ出ようと思ってたんだ。」
國王を試すなんて普通やってはならない事だ。
しかし、俺はそんな事どうでもいい事だし、安全で靜かに暮らせる場所を確保する方が大事だ。
「そうか。ありがとうな。それで俺からの用なんだがな。」
そして、國王に予想できそうで出來なかったことを言われた。
「俺の娘を貰ってくれないか?」
優真、ミーシャ、アルテの3人は口を揃えて間の抜けた聲を出した。
「「「.......は?」」」
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