《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》35話 ミルティア王

「俺の娘を貰ってくれないか?」

「は?」

しばらくの間、この部屋の空間が靜寂に包まれた。

「むぅー。いつの間にフラグを立てたの?」

とアルテが頬を膨らましながら言った。

とても可い.......

「初めて會ったから知らねぇよ!」

「優真って好き?」

と真顔でミーシャが言った。

「ミーシャまで…それで、なんで俺なんだ?」

と言って無理やり話を戻した。

「それはな…」

國王が理由を説明する前に隣に座っていた王が説明し始めた。

「それは私から言います。実は、私にはスキルに未來視があります。その時に夢で、よく見てた男がいたのですが…その夢を見ているにその男をしてしまって…」

と言って恥ずかしそうに頬に手を當て、顔から湯気が出そうなくらい頬を真っ赤に染めた。

「それで、その夢と俺になんの関係があるんだ?」

何となく予想はつくが一応、聞いた。

「えっと…その…夢に出てきてた男が…実は…優真様なんです!」

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そしてミルティアの顔がさらに赤くなって、目で見えるほどの湯気を顔から出していた。

「まじかよ…ん?待てよ…未來視って事は俺達の正も知ってるのか?」

「はい。」

そして一気に場の空気がガラリと変わった。とても重く、いるだけで息が出來なくなるような重苦しい空気に変わった。

「ですが知ってるのは私と私の父と母だけです。誰にも言ってないので安心してください。」

「そうか。」

そして場の空気が元に戻った。

「なら俺が覇神族ってことは知ってるよな?人間は壽命が短いから、やめといた方がいいと思うぞ。」

「それは…」

俺はミルティアのために自分はやめた方がいいと言った。そしてミルティアは言葉を詰まらせた。

「それは大丈夫よ。対策済みだから。」

そこで初めてだ王妃が口を開いた。

「それはどういう事だ?まさか…」

壽命の問題を解決できるとしたら、ひとつしか方法が無いので簡単に予想が著いた。

「そのまさかよ。あ、自己紹介が遅れたわね。私はヒルデ・べネスティアよ。よろしくね。」

と言って挨拶をした。

こちらも國王と同じでフランクな人だ。

「それでその対策なんだけど、この城には不老の薬があるんだけど、それを飲めば歳を取らないし致命傷のダメージをけない限りは死なないわ。」

「いやいやいや…そしたら進化して人間じゃ無くなるぞ?」

人間は、どれだけど強くなろうが不老、もしくは不死になる事は出來ないのだ。

だから、不老か不死になるためには人間をやめなければならない。

「構いませんよ。私から頼みましたから。」

「俺の事よく知らないだろ?想像と違ってたらどうするんだよ。俺達は旅をしてるからずっとはここにいないぞ。それに外には魔とかいて危ないし。」

「夢で見たので大丈夫です!それに戦闘も出來るので大丈夫です!」

と言って、ニッコリと微笑んだ。

「いや、でも…」

そしたら涙目でミルティアが言った。

「私じゃ嫌ですか?」

「うっ…でも…」

そしたら今まで黙っていたミーシャとアルテが話にってきた。

「優真のこと好き?」

そしてミルティアが顔を真っ赤にして言った。

「はい。」

「ならいいよ!」

そしてアルテが勝手に許可を取ってしまった。

「はぁー!?いやちょっと待てよ!」

「優真はこんなに好きになってくれてるの子をふって悲しませる気?」

と言って、ミーシャは斷れない空気を作った。そして、この空気に耐えられなかった優真が遂に言った。

「分かったよ!ミルティアは俺が貰ってやる!」

そしたらミルティアの顔がパァーっと明るくなった。

「本當ですか!やったー!」

と言って、ミルティアは"ピョンピョン"跳ねながら喜んだ。

「でも國王はやらねぇからな。」

結構は了承するが、國王なんて面倒な事はしたくない。だから先に釘を刺しておいた。

「それは大丈夫だ。」

「そうね。私達が頑張れば大丈夫よ。次は男の子がいいわ。うふふ…」

娘の前でなんて事を言うんだ.......

親の、そっちの事知りたくなかったのか、ミルティアは額に手を當てて「聞きたくありませんでした.......」と言った。

「それじゃあ、俺はミルティアの事、ミルって呼ぶから俺の事は優真って呼べ。敬語もいらない。」

そして照れたように言った。

「分かりました.......優真.......ですが敬語は無理です。小さい頃からこの喋り方なので。」

俺が"優真,と呼ぶ事を許可したら、ミルティアが照れながら俺の名前を呼んだ。だが、話し方は昔から敬語だから変えることは出來ないと言った。

「ならいいや。それじゃあよろしくな。ミル。」

「はい!優真!」

そして優真に新しい嫁が出來た。

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