《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》46話 再會
「くっ!.......このままだと負けるね。」
「もうしすれば援軍が來るから耐えなさい!」
「でもやっぱり多いよぉー。」
「そうだね。でも僕達が逃げる訳にはいかないよ!」
「ったりめぇだ!俺が全員ぶっ飛ばしてやるぜ!」
天、才剛、姫乃、高橋、天野の4人を中心に勇者達が善戦しているが、それでも敵の多さや、魔族の一般兵ですら、それなりの実力を持っているのが原因で苦戦を強いられている。
そして、魔族側には魔王幹部が3人も來ている。
「おらおらおらぁー!てめぇらの実力はその程度か!」
と言って、1人目の幹部が拳を前方に放ち、その風圧で天達は吹き飛ばされた。その後、2人目の幹部が無詠唱で、すぐさま巨大な炎で追撃した。そして3人目の幹部が長剣を持って勇者たちにトドメを刺しに行った。
「死ねー!」
これから死ぬことを悟った天たちは、しでも死に対しての恐怖を紛らわせる為に目を瞑って顔を逸らした。
しかし、いつまで経っても魔族が持っている長剣のヤイバは屆かない。
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恐る恐る天たちは目を開けると、そこには自分たちがよく知っている人.......優真がいたのだ。
「おい、お前ら大丈夫か?あとそこの魔族ウザイから消えろ。」
優真に聲を掛けられた魔族の幹部は、急に出現した突風により、吹き飛ばされてしまった。
「えっと.......天草?」
全員が死人を見るような目で見つめている中、天だけが何とか聲を絞り出せた。
天の聲と同時に姫野は優真に向かって飛び出し、そのまま抱きついた。
「天草くーん!」
「久しぶりだな。姫野。」
「うん!」
と返事をして涙を流しながら笑った。
いい雰囲気の中、優真は姫野を引き剝がして魔族の方に視線を向けて目を鋭くさせた。
「天草くん?.......」
「あとは俺達に任せろ。」
と、一言だけ言った後、優真は前に出た。
その一言だけで、天たちは安心した。
「俺達?1人しかいねぇじゃねぇか。」
「いるぞ。ほら。」
と言って、優真は真上を指さした。
そして優真が指を指した方向から神と見間違えるほどしいが降ってきた。
もちろんミーシャ、アルテ、ミルティアのことだ。
「魔族沢山いる。」
「ハエ共が沢山いるねー。」
「ぶっ殺しちゃいましょう!」
地面に降り立った後、ミーシャ、アルテ、ミルティアが戦場のど真ん中で呑気に話していた。
しかも、めちゃくちゃ騒なことを言ってやがる.......神と見間違えるほどしい、という俺の言葉を返せ!あ、アルテは一応、神だった。
「來たか。」
「あの子達は一.......天草が強いことは分かったけど4人じゃ無茶だ!」
天道が言ってることは正しい。しかし、天の言ってることを無視して戦闘を始めた。
「まぁ黙って見てろ。…それじゃあ、殺るか。」
と言って優真たちはニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。そして、その笑顔を見た魔族たちは何とも言えない恐怖に襲われ、顔を青くしながら"ブルブル"と震えていた。
「てめぇ.......まさか魔王様を殺したのはてめぇらか?」
「あー、あの雑魚ね。勝手に突っ込んで來たからぶっ殺しただけだぞ?なに勝手にキレてんだ?」
「てめぇ!」
俺が相手を挑発するようなこと言ったら、見事に魔族は挑発に乗ってくれた。.......チョロ(笑)
挑発に乗ってくれた魔族の幹部たちは走った目をしながら聲を揃えて言った。
「「「ぶっ殺してやる!」」」
と言って、幹部達が優真たちの方に突っ込んだ。
「遅い。」
優真が、そう口にした瞬間、幹部達3人は魔王と同じ運命を辿った。つまり切り刻まれたのだ。
「僕達が手こずった相手を一瞬で…」
「つ、強い.......」
と言って、天は驚いた表をした。
そして天野は目を鋭くさせ、優真から視線を一瞬たりとも離さず、観察した。
「やっぱり天草君は凄いね!」
だが姫野はいつも通り"にぱーっ"と可らしい笑みを浮かべて「天草君凄いね!」と言った。
尾があったら犬のように激しく尾を振っているだろう。
「お前らもそれで々聞きたいことがあるだろうがそれはあとだ。」
と言って、優真たちは殘りの魔族達を全て掃除しに行った。
優真は死のエネルギーを手の平から放ち、魔族たちを一瞬で殺した。
ミーシャは重力魔法で一気に魔族たちを蔵が飛び出るほど強く潰した。.......なかなかグロい殺し方だ。
アルテは目の前の魔族たちを焼き殺して灰にした。
ミルティアは大剣を真橫に振って剣圧を飛ばし、魔族たちを真っ二つにした。
「俺たちよりも強くねぇか?」
「そ、そうだね…」
「これは々と聞かないとダメなようね!」
やりきった顔をしている優真たちだったが、この後、クラスメイトから質問攻めにあうことをまだ知らない.......
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