《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》52話 妖怪が出てきました
帰りのホームルームも終わったので、優真は振り返って帰ろうとしたら、誰かとぶつかって「きゃっ!」という聲が聞こえてきた。
「痛てぇ.......ん?なんだ?」
優真は誰かとぶつかったせいで転んだ。
しかし、その勢が、かなりやばい勢だったのだ。とくにミーシャ達に見られたらやばい.......
ぶつかった相手はの子で、を開き純白のパンツが見えてる狀態になっていて、その目の前に優真の顔があるのだ。
「優真.......死にたい?」
「優真ってやっぱりエッチだね!きゃっ!」
「優真.......早く離れないと殺りますよ?」
え?.......ちょ、ちょっと待ってください!ミーシャとミルティアの目がガチなんだけど.......てか、アルテはあんまり怒ってないみたいだな.......ふぅ、あいつが怒ったらマジで死ぬ。
事故とはいえ、惚れた男が他ののパンツをマジマジと見ていたら、誰だってブチギレるだろう.......しかし!今日が俺の命日になるなんて嫌だ!
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そう考えた優真は、魔力を高めて目を鋭くさせた。そして大聲で.......
「すんませんでしたァァ!」
と言って、優真は誰が見ても100點満點を貰えるくらい綺麗なジャンピング土下座をした。
俺の渾のジャンピング土下座が、きいたようで直ぐに許してくれた。
「見るなら私のパンツにして。」
「ま、まぁ確かに、これくらいで怒っていたら優真の妻は務まりません!これからはの子のパンツを見るくらいなら許します!」
ミーシャからは、何かよく分からない許され方をされたが、ミルティアは他のの子のパンツを何度見ても許してくれるそうだ。.......いや、別に見たいわけじゃないからね!.......でも、たまには視の魔眼で覗いたりしたいかも.......おっと、こんな事を考えている場合じゃないな。
そして優真は立ちが上がって、ぶつかったの子に手をばした。
「大丈夫?」
「だ、大丈夫だ。気にするな。」
顔を真っ赤にしながら大丈夫と言っているのはクラスメイトの久野優希。こちらもまた黒髪短髪のだ。
「ん?おまえは確か天草優真だったか?最近このクラスにってきた。」
「ん?俺の事知ってるのか?」
「.......いや、なんでもない。」
そう言って久野優希は帰った。
「.......」
「.......もしかして惚れたの?」
「違ぇよ。ちょっとな。」
優真が真剣な顔で久野優希を見つめていたからミーシャに怪しまれたのだろう。
「俺はちょっと寄り道してくるから先に帰ってくれ。」
「あやしいなぁ。」
才剛がニヨニヨ気持ち悪い笑顔を作っていて、天野は優真が久野の事を狙っていると勘違いし、ゴミを見るような目で見ていた。そして彩からは殺気が放たれていた。
だが俺は気にせず教室から出た。.......いや、しは気になる。
「お前ら気をつけて帰れよ。」
取り敢えず一言言って教室から出た。
「優真も気をつけて。」
「いってしらっしゃーい!」
「ナビには優真は遅れてくると言っときますね。」
意外なことに、ミーシャ、アルテ、ミルティアは何も言わずに送り出してくれた。優真を信用してるからだろう。
◇
真っ暗な公園に1人のが立っていた。そのとは久野優希だ。顎に手を當てているので、何か考え事をしているようだ。
「最近、私の學校には強い力を持つ者達が來たが何者なのだ?特に天草優真と、その周りにいる3人のは化けだ。勝てる気が全くしない。それと擔任の先生からも強い力をじた。これは長老に報告せねばならんな。」
その時の久野は考え事をして油斷し、悪意を持った妖怪からの接近に気付けなかった。
だから久野に近づいているものに気づかず、不意打ちを食らうことになってしまった。
「な!?油斷していた!こいつは鐙口アブミクチか!」
久野に不意打ちをくらわせたのは鐙口アブミクチという鎧を纏った妖怪だ。妖怪とは人の負のから生まれた化けのことだ。
くっ…不意打ちで肩をやられたか…
「だが!この程度でやられる私ではない!」
久野は自分に言い聞かせるように言い、立ち上がった。だが.......
「うわぁ…妖怪がいるじゃん。おーい!久野大丈夫か?」
気の抜けるような張の無い聲で話してる男がいた.......もちろん優真の事だ。
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