「.......という訳なんだ。」

「なるほど…教師としては同棲を止めなければならないですが、私は優真君の人でもあるのでいいでしょう。」

自宅に帰った俺と優希は関係者たち全員を集めて、優希も一緒に住むことを説明した。

だが、それを聞いた姫は自分だげ同棲してないので、頬を膨らませ渋々ながら了承した。

そして優真と同棲してる人達は優希に「よろしく！」と挨拶をして、優真との馴れ初めなどを聞いていた。

「そ、それはだな…って！お前達はそれでいいのか？最近いきなり出てきた私が一緒に住むと言っているんだぞ？」

「優真には付き合ってる人がこんなに居るから大丈夫。」

ミーシャは真顔で大丈夫と言った。

「今更増えても大丈夫ですよ。」

そしてミルティアは今更増えてもなんの問題もないと言った。

「どーせまた増えると思ってたしねー。」

そしてアルテはどうせまた増えるだろと言いながらゴロゴロしていた。

「あとどのくらい増えるのかなー。」

「で、でも増やしすぎたらダメなんだからね！」

そして彩と姫は生まれが日本人なのに、いつの間にか一夫多妻が普通と思っていた。

ミーシャ、アルテ、ミルティア等、異世界組に毒されているのだろう。

「なんで増える前提なんだよ…まぁ、そういう訳だから改めてこれからよろしく。」

そしたら認められた事が嬉しかったのか、満面な笑みを浮かべながら元気よく返事をした。

「あぁ！よろしく頼む！」

そして俺は優希も一緒に住むことを説明した後、話を切り替えた。

「そういえばナビはどこに行ったんだ？」

ナビは、ほぼ毎日ずっと家に居るのに、珍しく家に居なかったのでナビの場所をみんなに聞いた。

「買いに行ってました。」

急に後ろからナビが出てきた事で優真は「うぉ！」と聲を上げた。

「急に後ろから聲をかけるなよ…ビックリしただろ。」

「ふふふ…マスターのビックリした顔を見たくて、ついやってしまいました。」

「そのも優真の人なのか？」

「はい。私はマスターの人です。」

「ナビは俺の能力から生まれたんだ。それからが生まれて、を作った後、こういう関係になった。」

「な、なるほど…とにかく優真が規格外な事はよく分かった。」

「あはは！優真は基本的になんでも出來るからねー。」

「本當に何者なのだ…まぁそんな事はもうどうでもいいか。」

「いやいや、一緒に住むんだから俺達の事を説明した方がいいだろ。」

そして優真は優希に自分達の事を全て話した。異世界に召喚された事、自分達も人間ではなく神、鬼人だったりなど、自分達の種族も言った。

「そうか…それを聞いたら半分妖怪だって事があまり気にならなくなるな。」

と言って苦笑いをした。