「えへへぇ…私の作った弁當は味しいか？」

「あ、あぁ…味しいけど、もうし離れてくれないか？ここは教室だぞ。」

優希のデレデレした顔を見て俺はし戸っていた。何故なら普段はあんなにクールな雰囲気な優希が今では顔を緩ませながら「えへへー」との子らしい笑顔を作っていたからだ。

いや、優希はの子なのだが、普段の雰囲気と比べるとギャップが凄くて驚いたのだ。

「いいではないか。私達は人同士だからな。」

優真と優希は同居を始めたすぐ後に、優真から告白をして人同士になったのだ。

だが「くそー！」「天草め！」「なんであいつばっかりモテるんだ！」等とクラスメイトから羨ましそうな顔を向けられているから、教室の居心地が悪いのだ。

「ジュース飲んで。」

だが、ミーシャはそんな事を気にせず、飲みかけのジュースの飲ませた。

「ほら優真が好きな唐揚げだよ〜。はい、あーん。」

そして、アルテは「あーん。」と言いながら食べさせた。

「うふふ、私は食べ終わりましたので、膝を借りますね。」

ミルティアは優真の膝で膝枕をしてもらった。

「優真君と私もイチャイチャするー！」

と言いながら優真の後ろから抱きついた。そして姫は…

ぐぬぬ…ここは學校だから優真君とイチャイチャ出來ないじゃない！羨ましー！だから家に帰ったら絶対に優真君に甘えてやる！

と心の中で呟きながら羨ましそうにしていた。

そして晝飯が食べ終わり、最後の授業になった。

「それでは今日は文化祭についての話をしようと思います。」

近々この學校では文化祭をやるのだ。そして今日はこのクラスの出しを決める日なのだ。

「何かやりたい事はありますか？」

「お化け屋敷やりたーい！」「貓カフェがいい！」「俺は屋臺がやりたい！」

クラスメイトのみんなは自分達の意見を言った。だが、やりたい事がバラバラなので一向に決まらず、優真が「仕方ないな。」と言って立ち上がった。

「ふっ…お前ら男子共！なぜメイド喫茶を候補に挙げないんだ？」

その言葉にクラスの男子達は雷に打たれたような表をし、「それがあったか！」と聲をそろえて言った。だが、クラスの子達は下心丸出しの男子達をゴミでも見るような表をした。

「それだけでは達は不満があります。なので…」

一呼吸空けた後にミルティアはニヤリと笑みを浮かべて言った。

「ふふふ…男子達は執事をやって、メイドと執事をあわせたメイド＆執事喫茶をやりませんか？」

それを聞いた男子達は不満そうな顔をしたが、達は顔を明るくさせた。

「おい！男子共よ。俺達が執事の真似事をするだけで、子達のメイド服姿を見ることが出來るんだぞ？こんなチャンスは滅多にない！だから俺達は執事をやり、そして子達のメイド服姿を拝むことが使命なのだ！だから俺達は執事をやるぞー！」

その言葉に乗って男子達は「おー！」と大きな聲を上げながらやる気を出した。そして優真がもう一言、言った。

「だが…俺の達をエロい目で見たら…殺すからな？」

結構キツめの殺気をけた男子達は首が外れそうなくらい首を縦に振った。