《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》69話 文化祭⑤

「どこか行きたいところがあるなら言えよ。」

「んー.......特に無いわね。」

「ないのか。なら俺、行きたい所があるんだけどいいか?」

「貴方が行きたい所って、絶対に何かあるわよね。」

靜香は眉を寄せて「怪しいわね…」と言って俺の事を怪しんだ顔で見つめた。

そして優真が「行きたい所がある」と言った時、邪悪な笑みを浮かべたから靜香は嫌な予がした。

「ただのお化け屋敷だから大丈夫だよ。」

靜香が「お化け屋敷」という言葉を聞いた時、ガタガタと震えて、顔を青くした。

「ふ、ふーん、お化け屋敷なんて怖くなんてないけど、そんな子供みたいなところよりも、外にある屋臺とかの方がいいんじゃないかしら…」

「へぇー…なら屋臺はお化け屋敷の後にして、お化け屋敷に行こうぜ?」

そして俺はニヤニヤしながら「もしかして怖いのか?」と言って挑発した。

「な、何を言ってるのかしら?お化けなんて怖くないわよ!」

「そんじゃ、お化け屋敷に行こうか。」

そして俺は靜香の手を取って、お化け屋敷の方に向かった。

「怖かったら止めてもいいんだぜ?」

悪戯をする時の子供のような笑みを作りながら靜香に言った。

「だ、大丈夫よ!お化け屋敷なんて怖くないんだからね!」

「なら大丈夫だな。中にるぞ。」

そしてお金を払って、靜香と一緒にお化け屋敷の中にった。

「めっちゃ暗いな。えっと…怖かったら言ってもいいからな。」

と言って頬を掻きながら、困った様に苦笑いした。

「だ、大丈夫よ!お化けなんて出てきたら斬り裂いてやるわ!」

「ここにいるお化けは、本じゃねぇから斬るんじゃねぇ!それと俺の腕をそんなに強く摑むな!痛てぇだろ!」

靜香は本當に斬りそうなくらい、怖がっていたから、焦って靜香に「斬ったら駄目。」と言った。

「うぅ…出口はどこなのよぉ。早く出ましょうよー。」

「わ、分かったから泣くなって。俺が悪かったから。」

けないわよね…いつも強がってるのに、お化けが怖いなんて…」

「まぁ、なんとなく気づいてたから、ここに來たのも靜香がお化けが嫌いなの知ってて來たんだからな。」

「知ってて來たの!?貴方って本當に最低ね!」

優真が靜香のお化け嫌いを知っている理由は、前の異世界でアンデット系の魔が出た瞬間に、嫌そうな顔をして速攻切り裂いて消していたからだ。

「あははは!ごめんごめん。出口はあっちだから早く出るぞ。」

「もー!」

そして優真は靜香の引きながら走って、お化け屋敷から出た。

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