《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》75話 醜い豚登場!

「やっと著いたな。」

「えぇ、やっと著きましたね。」

そして2人は顔を見合わせた後、聲を合わせて言った。

「「やっと東京ス〇イツリーに著いたぞー!」」

ここにってある結界くらい、俺が終焉スキルで消滅させれば直ぐに解除が出來るが、この世界にどんな影響があるか分からないからな。

俺の終焉スキルは普通の場所では空間への負擔が多すぎて手加減をしても必ず何かしらの影響があるのだ。

普段使えるのが視界にったや人を消滅させることくらいだ。だが、ここの結界は中級神程度なら簡単に閉じ込めることが出來るレベルだから手加減するのが難しいのだ。

さすが現代社會なだけあって、文明レベルが進んでいる分、神的な力も進歩しているのだろう。

「ふぅ.......ここに優希がいるな。」

ここの屋上に他に誰かいるな。そこまで強くはないが一応警戒しておくか。

「さっさと助けに行くぞ!」

そしてナビは視線をタワーの屋上に向け、目をギラつかせながら返事をした。

「もちろんです。」

優希side

「んんんー.......ここは…どこだ?」

優希は両手両足を鎖で縛られていた。そして目を開けると、目の前にダイダラボッチと八岐大蛇が卵の様なの中に閉じ込められていた。

「そこに居るのは分かっている。早く姿を見せろ。」

「ひっひっひっ.......私は戦闘専門ではないですからねぇ〜。やはり気配を消してもバレましたかぁ〜。」

私が隠れている者に気づき、出てくるように言ったら白を著た醜く太った豚の様な人間が出てきた。

「自己紹介をしますねぇ〜。私の名前はミニク・イブタですぅ〜。よろしくお願いしますねぇ〜。」

と言って見た目に似合わず綺麗なお辭儀をした。

そして私は思った。この男の両親は確実に悪意を持ってこの名前を付けただろうと.......

「貴様は何が目的で私を捕まえたのだ!」

「ひっひっひっ......実験の為ですよぉ〜。」

「実験…だと?」

まさか私の中にいる妖怪に関係することか?だとしたら急いで抜け出さなければ.......

そして私は何とかここから抜け出す方法を見つけ出す為に會話を長続きさせようとした。

「ひっひっひっ.......聞きたいですかぁ〜、聞きたいですよねぇ〜?」

醜い豚は腹を抱えながら「ひっひっひっ」と笑い楽しそうに優希に質問をした。

だが私はその態度が気にらず醜い豚を睨み付けた。

「ひっひっひっ.......そんな怖い顔で睨まないでくださいよぉ〜。教えてあげますからぁ〜。」

そして醜い豚はコホンと軽く咳払いをし「それでは説明しますよぉ〜」と言った後、顔に似合わず無駄に真剣な顔をした。

だが、それでも滅茶苦茶ブサイクだ。

「私の実験容はですねぇ〜、この世界の管理者を引きずり出すことですぅ〜。」

それを聞いた私は息を呑み「管理者って何それ?」と言いたそうなし間抜けな顔をした。

それに真剣な顔をしても、その間抜けな話し方は変わらないようだ。

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