《異世界に召喚された殺し屋は自由に生きる》81話 優真VSダイダラボッチ①

「さて、ダイダラボッチよ.......殺り合おうじゃないか!」

と言って、俺はダイダラボッチに向かって、音速を軽く超えたスピードで走っていった。

そしてダイダラボッチは俺に向かって、拳を振り下ろした。

だが、そのきが俺からしたら遅すぎるのだ。だから相手の肘から下を刀で切り落とした。

グルゥオォォォォ!!

ダイダラボッチは腕を切り落とされた怒りで、 咆哮を放った。

それの影響で折角の異界にヒビがってしまった。

「うるせぇ.......」

俺はダイダラボッチの咆哮が煩かったので、耳を塞いだ。だが、それでも大して煩さは変わらなかった。

そして俺は指を鳴らし、ヒビがった異界の修復をした。

ちなみに俺が使っている武は"村雨"だ。だから、こんな簡単にダイダラボッチの腕を切り落とすことが出來たのだ。

「咆哮だけでこの威力とか化けだろ.......まぁ、相手は知が低いから、なんの問題も無いけどな。」

だが、警戒をするだけの知はあるようで、俺の持っている刀を警戒していた。

そして俺は「それなら。」と言い、右手を前に出し、そして魔法名を唱えた。

「神話の終焉エンドミソロジー」

俺の右手から赤黒い閃のように、魔法が放たれた。

そして、その赤黒い閃はダイダラボッチの左足に貫通した。

それに伴い、ダイダラボッチは勢を崩した。そして俺は、それをチャンスと見て、異空間収納からパイルバンカーを取り出し、ジャンプしてダイダラボッチの顔目掛けて放った。

パイルバンカーの威力はかなり高く、魔力を込めれば込めるほど威力が増すのだが、やろうと思えば地球を貫通する事も出來る。

さすがのダイダラボッチでも、そんな威力の武には耐えられる筈も無く、何も出來ずに顔を破壊されてしまった。

「ふぅ.......ステータスを見た時はヒヤヒヤしたが、大して強く無かったな。」

だが、俺は油斷していた。いま思えばダイダラボッチが顔が無くなるくらいで死ぬはずが無いのだ。

完全に油斷していた俺は、ダイダラボッチの不意打ちに合ってしまった。

そして俺は吹き飛ばされた。

「何で腕が再生してんだ?再生不可のエンチャントは掛けたはずだぞ?.......いや、あいつは相手が強ければ強い程、強くなるんだったな。.......まじで厄介だな。」

俺は最近、強敵に全く會っていなかったから、油斷していた。だから俺は敵を殺す事だけに意識を直ぐに切り替えた。

そして俺は作戦を練り直す事にした。ダイダラボッチの戦闘能力が、さっきよりも確実に上がっているのだ。

「ダイダラボッチがこんなに強いなら、八岐大蛇もかなりの化けだよな?.......アイツらがし心配だな。」

だが、今この戦いで余計な思考をする事は敗北に繋がるので、直ぐに頭を振り余計な思考を消した。

そして俺はダイダラボッチから視線を離さないようにし、作戦を考え直した。

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